「オーム・シャンティ・オーム」第二幕は始まったばかりです。
オーム・カプールが炎の向こうに幻を見て恐慌状態になってしまい、撮影延期になりました。撮影所の別室でカプール家の父ラージェーシュの代(ラージェーシュはちゃんと生きていますし、元気にやっています。念のため。)からの秘書アンワルに「今日は一体…」と炎の向こうに最近幻を見る、炎の向こうで助けを求める女の夢を最近よく見ると言うと、アンワルは30年前にこの撮影所で火事が起き、女優が亡くなった事件があったと話します。
すると、そこにオームは自分の息子と言い張る女が現れ、また騒ぎになってしまいました。オームは取り巻きの女の子達と気晴らしに行くものの気分は全く良くならず、そんな息子を見かねてか、ラージェーシュはサプライズを用意するのですが、これ等の場面も元ネタの映画と宝塚版では違いがあります。
オーム・カプールが恐慌状態になった撮影所と30年前の事件の撮影所は全く別ですし、アンワルの出番が宝塚版では増えています(格好も違います)し、他にも違いがありますが、ボリウッド映画と宝塚歌劇の勝手の違いも関係しているのでしょう。全て元ネタそのままでも変ですし。もっとも宝塚側が元ネタ製作側にちゃんと許可を貰ってからの舞台ですから、許容範囲内で変えているかと思います。宝塚版ではアンワルが鼻鉛筆ならぬ鼻体温計をせざるを得なくなってしまう場面がありましたが、宝塚ではこのネタは大丈夫のようですね。
ラージェーシュのサプライズが気になりますが、この続きはまた明日。すっかり朝になりましたので、今日はこの辺りで。