さあ、後殿に戻ります。
佐軍神社、杉本神社、海本神社、栗柄神社、八雷神社と進んで来ましたが、これからこの後殿で最も注目の場所に向かいます。
八雷神社から斜め左に少し進むと、その場所があります。
それが
磐座です。
この磐座、全体を白い漆喰で塗り籠められていて、何故かフレンチアルプスを思い出してしまいました。磐座を白い漆喰で塗り籠めるのは他には例がないそうですが、磐座に屋根を付けているのもそうではないかと思いますね。まあ、磐座の漆喰が雨風で落ちないようにするためかと思いますが、春日大社の磐座が他のそれとは違うと差を付ける目的もあるかもしれませんね、漆喰の事にしても。
この磐座は今回が初公開だそうです。春日大社に伝わる文書や絵巻物にも磐座の記載が無いそうですが、今迄非公開になっていたからでしょう。もっとも、非公開にされて来た理由はわかりません。とは言え、この磐座が春日大社の歴史やとりわけ御本殿の創建に関係があるのは間違い無いでしょう。勿論、滅多に無い機会ですし、ちゃんと拝んでいましたよ。
磐座を拝むと、私は後殿を後にして…
この続きは後程。すっかり朝になりましたので、今日はこの辺りで。