さあ、お待たせ致しました。
それは、歴史館ではなく、蝶紋広場で見た光景です。午後の演舞が終わり、おもてなしの時間になりました。清盛隊のメンバー全員が蝶紋広場でそれぞれ場所を決めて、おもてなしが始まりました。
メンバー一人一人のおもてなしの様子をしっかり見ていましたが、重衡兄やんのそれと同様に最も気になったのが、宗盛兄さんのそれです。
何故なら、宗盛兄さんの所が長蛇の列になっているから！
『平家物語』だけでなく、他のものでも、宗盛兄さんはいい所無しの面子扱いになっていますが、これは一体？
宗盛兄さんの所の列の面子は、皆様とても嬉しそうです。本当に皆様宗盛兄さんの事をお好きでいらっしゃる。
私は気にならずにはいられませんでした。
何故、宗盛兄さんはこんなに人気があるのか？
この次、宗盛兄さんにお会いする事があるなら、是非とも理由を突き止めようと決めたのでした。
それから、宗盛兄さんに再びお会いする迄三ヶ月待つ事となりました。この間、私は宗盛兄さんの事を調べて、宗盛兄さんの人気の理由を突き止める手立てを講じていました。
そして、ついに、その日がやって来たのですが…。この続きはまた明日。そろそろ夜も更けて参りましたので、今日はこの辺りで。