大変長らくお待たせ致しました。
この写真を御覧下さい。
私が棟梁の日招きよりも驚いたのは、この重衡兄やんです。
では、重衡兄やんの何で驚いたのか?兄やんの進化です。
棟梁の日招きが成功した後、重衡兄やんが牡丹から…
高畠華宵の絵に進化した!!
この写真が証拠です。この重衡兄やんの進化の瞬間を目撃した時は、込み上げて来る笑いを堪えるのが大変でした。あの時は蝶紋広場全体が超シリアスモードだったものですから、笑う訳には行きません。
私が重衡兄やんの進化の瞬間で笑いを覚えたのは、以前観た『歴史物語ヒストリア』がそもそもの原因です。この番組で源氏と平家の若者について特集していたのを、私は重衡兄やんについて調べていた時にたまたま観たのですが、この中で兄やんの事を、「艶かしく、清らか」と言っていたのです。私は思わず、「そりゃ牡丹の花と言うより高畠華宵の絵だろ。」と突っ込みを入れてしまいました。同時に、「兄やんが華宵の絵に進化したら面白いのになぁ。」とも思いました。そしたら、本当に進化してしまった。だから、私は笑いを覚えたのですよ。
昼の演舞が終わり、おもてなしの時間がやって来ました。私はすぐに兄やんの所に行きました。兄やんの顔を見た途端に私は堪えていた笑いの限界が来てしまい、笑いが止まらなくなりました。笑い倒しながら、兄やんに、「衡兄ぃは今日も進化しましたね。牡丹の花が高畠華宵の絵になってしまいました。」と言ったら、兄やんはまたウケてました。実際に兄やんは華宵の絵のようですし、肌の色艶は華宵の絵のまんまですからね。
しかし、おもてなしの時間はこれが最後でしたから、重衡兄やんには最後の挨拶をして置かないといけません。兄やんと一通り話した後、私は兄やんに、「なるべく早く極楽浄土から戻って来て下さいませ。」と言ったものです。兄やんは私の手を握ってましたね。
とうとうおもてなしの時間が終わり、午後の、最後の、演舞が始まりました。私は真剣に演舞を見ていました。もちろん、蝶紋広場全体もそうでした。演舞が終わると、兄やんは泣いていました。兄やんが泣いたのは、これが初めてだそうです。
完全に歴史館及び蝶紋広場が閉まり、私は帰り道で清盛隊の復活と重衡兄やんとの再会を強く望んでいました。この続きはまた明日。そろそろ夜も更けて参りましたので、今日はこの辺りで。