故意でなければ差別でない? | パラレルキャリアで自分を活かす!

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「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」

という言葉をご存知ですか?
 

恥ずかしながら、私は最近知りました。

 

「無意識のうちに、

客観的な根拠がないまま持ってしまう偏見」
 

のことだそうです。

 

たとえば、
 

女性は管理職に向いていない、とか、

子どもを持つ女性は仕事よりも家庭が大切、
 

とかいうのも無意識の偏見だそうです。

 

「これは差別につながる」と直感的に思いました。

 

というのも、私の勤務先でも

似たようなことが起きているからです。

 

以前に、私自身が、

ジョブローテーションの対象から外れ続けるという

事態が発生したことがあります。

 

責任者に理由を聞いたところ、

「すまん。気付かなかった。偶然そうなった」

と言われました。

 

また比較的新しい話では、

ある研修について、

40代以上の女性がことごとく対象から外れました。
 

中には、なぜ自分が外れるのか!と

憤慨している人もいたので、

それを研修担当者に伝えたところ、
 

「そのような人がいるとは思わなかった」
 

と言ってショックを受けていました。


 

いずれのケースも担当者に悪気はありません。

しかし、だからこそ厄介なのです。
 

無意識のうちに男性や若い人を優先させて、

公平に決めたつもりになっているのです。


 

指摘すると「わざとではない」

という答えが返ってきます。
 

しかし、ハラスメントもそうですが、

被害者側がそうだと認識している限り、

故意であろうとなかろうと加害者だと思います。
 

重要なことなのでもう一度言います。

 

 

故意でなくても差別は差別です。


 

 

偉そうに言っている私も、

どこかで過ちを犯しているかもしれません。

 

差別は、悪意のあるケースだけでなく、

無意識にしてしまうケースも多いということを、

よく肝に銘じておきたいものです。

 

もし不幸にも被害者になってしまったときは、

「仕方がない」と諦めたり、

「差別された」とふてくされたりせずに、
 

公平に扱われる権利があると、

堂々と主張した方が良いと思います。

 

相手は単に気が付いていないだけで、

あっさり認めてくれるかもしれませんよ。