若い女性に対して、
子供を産め、
かつ仕事を続けて管理職を目指せ、
と要求する最近の風潮。
自分の20~30代を思い出しながら、
「どうすれば仕事と子育てを両立できたのか?」
「いやぁ、やっぱりできなかったなぁ」
と思っている、40代の私です(汗)
先日の日経新聞に、
水無田気流さんの痛快なコラムが
掲載されていましたので、
抜粋・要約してご紹介します。
「34歳までに子供を2人産み育てつつ就労継続すべし」
という、政府推奨の理想的ライフコースを
実現すると次のようになる。
・新卒で、両立支援の充実した企業に就職する。
・堂々と産休・育休を取得できるようキャリアを積む。
・速やかに婚活し20代で結婚する。
・31歳までに出産。
・最短で職場復帰するには出産は8~10月が望ましい。
・翌年職場復帰。
・第1子は1年以内に卒乳し、排卵を回復
・33歳で第2子を妊娠する。
一体、これは何のF1レースなのか?と
コメントしておられました。
こうしてみると、フルタイムで働きながら、
34歳までに子供を2人産め、は至難の業ですね。
私の職場では、
30代前半は独身の人も多いです。
子供は1人いれば早い方。
2人産んでいる人は皆無・・
現実的には、働きながら子供2人だと、
30代前半で1人、後半でもう1人、
ぐらいでしょうかね。
でもそうすると、
2人目の手が離れる頃には
40代半ばぐらい。
管理職への昇進の競争に加わるには、
ちょっと手遅れ感が出てきますね。
う~ん、やっぱり難しいです。
読者の皆様へ。
この難題について、
あなたはどんな風にお考えですか?
賛同者は少ないかもしれませんが、
たとえば、
「非嫡出子差別を完全撤廃し、
結婚前でも良いので20代で第1子を産むこと」
を奨励するとか、
大胆な発想の転換がなければ、
たぶん無理なのかもしれませんね。
若い女性に対して、
今までほとんど誰もできていないような
無理難題を要求して
負担を押し付けるのではなく、
上の世代を含めて、
みんなで知恵を出すべき問題だと、
私は思っています。