アメリカ人の夫はしょっちゅう「I love you」と言います。

 

一日に何回も言います。

この「I love you」は挨拶みたいに言いますが、

日本語の「愛してる」とはちょっとニュアンスが違うと個人的に思います。

 

これが違うなと初めて気がついたのは海外ドラマを見ていたときです。

男女がお互いに気に入って、デートを重ねて、カップルになって、

ある日彼が「I love you」と言ったら、

彼女はひどく感激して「I love you, too」と返します。

 

日本なら「好きです」「私も好きです」ですよね。

日本の場合、付き合う前に告白します。

「好きです。付き合ってください。」「はい。(私も好きです)」

このときの感覚と同じなんですが、違うのは言うタイミングです。

 

日本はいいなと思ったら告白して付き合う。

アメリカやオーストラリアは、いいなと思ったらデートに誘います。

日本人はカップルになってからデートしますが、

欧米ではカップルになるのはデートを重ねてからなんとなく感覚的に

『私たち付き合ってる』となります。

 

そうです。なんとなくです。

それが確信に変わるときは、片方が「I love you」と言ったときです。

もしくは、彼が友達に「俺の彼女」と紹介したときです。

 

片方が「I love you」と言ったら、本来「I love you,too」と返すんですが

もし自分がそう思ってなければ言えません。

日本で「好きです。付き合ってください。」と言われて

「はい、私も好きです。」と答えるのと同じです。

 

海外ドラマで「自分がI love youといったけれど、

彼(彼女)が答えてくれなかった。」と言って

友達に相談するというシーンが時々あります。

だって、デートを重ねているからある程度の望みがあると思っちゃいまいよね。

 

もし、自分が外国人の人と知り合いになり、

いいなと思って告白したいと思っても決していきなり「I love you」と

言ってはいけません。「I like you」がいいです。

この「I like you」は日本の「私はあなたが好きです。」よりも軽いです。

なので、「あなたのこと気になるわ」みたいなときは

「I like you.」、「I think I like you.」とか

「I have feelings for you.」とか使います。

 

「I love you」は欧米では、夫婦やカップルは愛情表現で

しょっちゅう言いますが、軽い言葉ではないんです。

だから、毎日毎日何度も何度も言われても軽くはないんです。

不思議ですね。

これは私が夫と生活していて、また海外滞在経験から、

また海外ドラマや映画などを観て感じたもので、

もしかしたら人によって少し感覚が違うかもしれません。

でも、少なくとも私の夫は同じ感覚とのこと。

 

いい習慣だなと思います。

私がいちばん好きな「I love you」は両親や子ども、兄弟姉妹がお互いに

言い合ってるのを見るときです。

家族でハグして愛情表現。欧米文化で私の好きな部分です。