さて、皆さんお待たせしました!
デザセン2011閉会式の講評書き起こし、前半戦をお送りします!


前半戦は森本千絵さん、茂木健一郎さん2人の講評を書き起こしたいと思います!


(書き起こしは筆者が録画した動画から、深夜のテンションで書き起こしました。
話のニュアンスを出すために、句読点や「…」が多めになっています。ご理解をお願いします。)


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■森本千絵さん  (アーティスト、アートディレクター)

(動画の冒頭が切れてしまい、開始約15秒後からの書き起こしです。)



 もしかしたら、すごい…ここに合わせて緊張して、(プレゼンを)すごいまとめてきたのかもしれないのですけど、あのー、もうちょっと、もっともっと高校生だから、もっともっとさらに、今日をきっかけに遊んでもいいんじゃないかなと思っていて…。

 あのー、『良心』…良い心と書いて『良心的』なもの(デザイン)が多いんですけど、正解かどうか自分たちの中でまだ判断しちゃわずに、思いっきり自分の中にこもってる何か……情熱というか、個人的な趣味でもいいし、個人的なそのー…なんだろうな…普段我慢していることとかでもいいし、なんかそういうものをここのステージで、歌手じゃないけれども、すごい…すごい出してもいいかなっていうふうに思いました。



 でも、もちろん変態になれって言ってるわけではないんだけれども、人を喜ばせるための変態はありなんじゃないかなと、私は思っていて……。今日茂木さん、『Think Different』(*1)のTシャツ着てたんですけど、丁度私高校生のときに、出会えた言葉で……。その、コマーシャルでやってて、『Think Different』ってAppleの…その、すごい変態ってものがいっぱいいて、人から見ると変態だと思われる人たちがいるけれども、その人たちが本気で世界を変えるんだとか変えたいんだと思ってきた人たちが、本当に世界を変えてきたっていう言葉のコマーシャルをやってたんですね、私が高校の時に。それで私は、大学行ったらクリエイティブというか、ものづくりの仕事がしたいな、って思ったきっかけであって…。


 なので皆と同じ方向を見るだけじゃなくて、もっともっと違う方向だったりとか、人からは馬鹿にされたり笑われちゃっうかもしれないけれども、本当に思ってることを楽しく発散させてやっていくと、自ずと1人1人の心が動いたり、笑顔が増えてくかもしれないなと思ってます。そういう力が私よりは皆さんのほうが、一人一人の表情とか声を聞いてて感じたので、ぜひ明日から…というか今日からそういう形で、自分に持ってる力を発揮してもらいたいなと思いました。今日はお疲れ様です。




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■茂木健一郎さん  (脳科学者)



 あのね、今、森本さんが言ったように、そのー…ジョブズっていう人はおそらく君たちがデザインやるとかそういう上ですごく……オレ、今ジョブズが1984(*2)……マッキントッシュっていうコンュータ作った時の写真(Tシャツに)載せてるんですけど……。

 あのね、みんな「いい人たち」だと今日思ったの。「いい子たち」…。だけどさ、すごくいいデザインをつくる原動力、あるいはすごくいいアートをつくる原動力ってさ、むしろ欠落なんだよ。


 
 ジョブズって自分の父親が誰なのかってハタチまで知らなかった。結局シリア人の(*3)…あの養子に出されちゃってさ……。で、そういうことってあってね、なんかあの…みんな何だかんだ幸せな家庭に育って、先生も素晴らしい人で、いい学校に通って、こういうデザセンにも参加できてっていう、恵まれ過ぎちゃうとさ、人間の脳ってさ、案外なんかそんなにすごいことって作れなかったりするわけ。


 だから、自分の中に何かが欠けているとか、自分にはこんな欠点があるとか、才能が無いとかさ……あと環境に恵まれてないとかさ、そういうなんか、何か自分に欠けてるっていう奴は逆にチャンスなんだと思う。だから、あの…そういうふうに自分の欠点とか、ダメなとことか、あるいは日本の欠点とかダメなところを、ちゃんと見つめられる人になって欲しいなと僕は思いました。

 あの、いい人であるってことは、実はいいデザインをつくる上ではそんなに助けになることではありません。いい人に終わらないように、君たちのその素晴らしい才能を活かしてください。今日は、あの…ほんと素晴らしいプレゼンをありがとう。






[筆者注]

(*1) 『Think Different』  ジョブズがAppleに復帰した1997年、Apple再生のために打ったキャンペーン
(*2)1984年1月に発売された、初代Macintosh  ジョージ・オーウェルの小説『1984』を彷彿とさせるCM『1984』 が話題となった
(*3) ジョブズの実父。シリア人。実母は未婚の大学院生で、ジョブズは養子に出された。



茂木健一郎 さん  (Wikipedia)

森本千絵 さん  (Wikipedia)

スティーブ・ジョブズ  (Wikipedia)




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さて、いかがだったでしょうか!
次回は後半戦をお送りします!




by よっしー
るーるるるるるるーるるー

今日のゲストは秋葉ちゃんでーす。

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今は何を一番頑張ってる?

いや~、何もやってないよ~。強いて言うなら、バイトかな?高1からだからもう5年目!やめようと思ってもやめられないんだよね~。5年もいるからスタッフの人たちとは親戚のような関係です(笑)

バイト先ではたまに”ばあちゃん”って呼ばれるんだ~

えっ!?5年も働いているから?!

違う違う(笑)バイトで重いものを持ったり中腰になることが多くて、椎間板がつぶれちゃって重いもの持てないんだ。だから「腰痛くて重いもの持てません」って言ってたら、ばあちゃんって言われるようになった(笑)

椎間板潰してまで5年働く秋葉ちゃんってすごい!週で何日くらい働いてるの?

週2か3なんだけど、一回が長いの!休日は朝9時に出て夜12時過ぎに帰ってくる!

え!?そんなバイト聞いたことない!休憩は?

ご飯休憩の30分だよ!

えええええええええええええ。一体何屋さんで働いてるの?!

お店の名前言っちゃまずいかなあ?

恐らく労働基準法違反してるから伏せておきましょう(汗)

まあ、寒河江の某寿司屋ってことで(苦笑)

と、とりあえず、みんな!秋葉ちゃんはおばあちゃんだから重いものを持っていたら助けてあげてね!

オススメのお店を教えてください。

東京ドームシティにあるムーミンカフェ!

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テーブルには一体ずつぬいぐるみがいるんだ!

お料理も可愛いい!是非行ってみたい!

ということで、お時間がやってきました。

秋葉ちゃん、次回のゲストは誰ですか?

spoolのブログ

SPOOLのサディスティックウーマンです!


じゃあ、次回もお楽しみに~。

10月30日、日曜日。
全国高等学校デザイン選手権、通称『デザセン 』が開催されました。


全国から応募された932チームのデザインを勝ち抜いた、12チームによって
決勝戦のプレゼンテーションが行われました。
(現役企画構想学科生の中にも、デザセン応募経験者は多いそうですね)

高校生のフレッシュかつ柔軟で、企画構想学科に負けず劣らずの
素晴らしいアイデアをプレゼンしてくれました。
私も聴きながら思わず危機感を覚えるほどでした。


私は去年も見に行きましたが、今でもプレゼンを鮮明に覚えています。
本人たちはもっと鮮明に覚えているんだろうなー、どんな気分なんだろうなーと、
とても羨ましく思います。(こんな青春オレにはなかった)



今年からは、『大学生賞』も創設され、
企画構想学科の学生30名がその審査にあたりました。


この『大学生賞』、実は多数決や点数で選ばれたものではありません。
「自分も混ざって一緒にやってみたい!」
「自分たちのアイデアを加えたらもっと面白くなりそう!

…そんな視点から、企画構想学科の学生みんなで話し合って決めた賞だったのです。




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さて、結果は公式Webサイトや各公式ブログでご確認いただくとして…
私がとても印象に残った、閉会式の講評を数日かけて書いていきたいと思います。
乞うご期待ください!


spoolのブログ



(個人的にデジカメで録画した動画から書き起こしたものになります。権利など問題がありましたらご一報ください)