いいことがあっても
悪いことがあっても
もう君に伝えられない

喜んでくれる人
悲しんでくれる人は
居るけど、君じゃない

本当に嬉しそうに
名前をつけてくれた

本当に辛そうに
泣き言を聞いてくれた

そんな思い出ばかりに頼ってちゃ
だめになるって思う

わかってる でも

君に伝えられないことが
沢山あるなんて
今でも信じられないんだ

わたしだって手を伸ばして握手してみたい
わたしだって肩を組んで写真撮ってみたい
他の子みたいに
無条件で君に降伏できる幸福がほしい
でも我慢してきたんだ、ずっと
だってそれが最善の方法だと思ったから

何でも無い振りして君に近づいて
なんとも思ってない振りしてお喋りして
子どもで、優しくて、甘ったれな君を知った

屈託のない笑顔を見る度に涙が出そうで
いつも帰り道は涙目だった
でも我慢してきたんだ、ずっと
だってそれがきっと一番の近道だったから


わたしのやり方は間違ってないと今でも思ってるよ
でも心が離れはじめた今、思うことは

他の子みたいにすればよかったってこと。

「狡いやり方をする人間」は
君の可愛い笑顔を見ることは許されないんだよ
君を参らせてしまうんだって
そう知らされた 思い知らされた
おそるおそる触れたその手は
握手にも満たないよ



「じゃあね。ありがとう。」
この言葉を送るのに4日もかかってしまった
狡いことしてでも君に触れたかったから

電話にはもう出られないよ
夜中に鳴り響くトランペットの音色
あまりに甘く誘うような音で
泣きながら夢の世界に逃げた
そうするしかなかった

他の子みたいに
無条件で君に降伏できる幸福がほしい
それ以上何も望まないから
わたしは貴方が居なくても生きて行ける気がしてきました
いや、今までもきっと生きて行けたのでしょう

でも、依存していたかった
ぬるま湯に浸かっていたかった
でもそれは間違っていたんです

わたしは貴方から沢山のものを与えてもらった
本当に沢山のものを与えてもらった
どん底のときも支えになってくれた
側に居れば暖かい気分になった
でもわたしは貴方に何もあげられなかった

いまでもまだ依存したいと思う気持ちが取り去れなくて
毎日冷静な顔をしながら
頭で自身がもんどりうっているのがわかります

わたしは自分が思っているより子どもで
他人が評価してくれる程の才能もない
でも子どもとして見て欲しいわけではなく
才能を見いだして評価して欲しいわけでもない
貴方に才能があるといわれて、とても嬉しかった
嗚呼、やっぱりまだ断ち切れない