甲に付いた傷は
蒸し暑い夜の名残

ガスとバンが行く手を阻んでるの
かけたい言葉はいつも
喉につかえて苦しい

その横顔を塗りつぶしたい
肌に触れて安心したい
無理矢理にでも眠りたい
朝が来るのが怖い いつも

髪を切っているのは
中にある平静の維持

押し殺すつもりなんてなくても
吐いて出す素振り
届かないなんて苦しい

その横顔を塗りつぶしたい
伏せた唇にキスしたい
無理矢理にでも眠りたい
夜が来るのも怖い 常に

為す術なんてない
蒸し暑い夜の名残
傷を愛でて
今日も無理矢理眠るのよ

朝が来るのが怖い いつも
ただ臆病すぎて
言いたい事も言えずに
ここまできてしまいました

貴方にとって輝く人でいたかった
鮮やかさ失うことなく
共に歩んでいればそれでいいと

労りあって 慰めあって
蓄積していった未来は
不必要な重さを孕んで
いつのまにか霞んでいた

ただ面倒臭がって
向き合うこともせずに
伝わってると思っていました

「貴方はわたしの輝いている人」
そう伝えればよかったのに
後ろを付いていければそれでいいと

労りあって 慰めあって
蓄積していった惰性は
不必要な重さを孕んで
どこかで弾けてしまった

移ろいは早く
もう3度目の秋が来ます
あの時の温かさを
2人はまだ保っているでしょうか

わたしの愛する人は、
やさしくて、神経質で
饒舌で、気分屋で
恥ずかしがりで、目立ちたがりで
派手好きで、したたかで
笑顔がかわいく、でもかっこよくて
姿勢がよくて、まっすぐな目をしていて
前進しようとして、でも過去にとらわれているような人。

「毎日気にしてほしい」といえば毎日連絡がくるし、
「お腹がいたい」といって甘えれば、薬をもってすぐ駆けつけてくれる。
わたしは愛する人の優しさにつけこんでいる。

しかし愛する人が目指す場所は高く、遠く、天井知らず。
いつまで一緒にいられるかわからない。
だってわたしが着いて行ける場所なんて少ない。
だけど一緒にいたい。いつまでもわたしの中の安定でいてほしい。
どうすればいいの?

わたしもそこにいきたいよ。