スペースXの再点火シミュレーション試験
スペースXの燃料はケロシン(灯油)ですが、単純に液体水素に比べ安く、繰り返し使用ならランニングコストの安い灯油がイイと、JAXA系では説明されていますがそれだけ?JAXAバイアスがありそう。
エンジン製作の時点では液体水素エンジンもケロシンエンジンも同じような手順で製品チェックをするのでしょうが、再使用する際にも点検量が増えるのは液体水素の方。まあ確かに、常温⇔-253℃をサイクリックに繰り返したら、各部位が低サイクル疲労を起こしそうですし、水素は水素脆性もありますからね。さらに点検は必要。
調べると、成層圏では最低‐60℃程度、中間圏で‐90℃程度くらいまで下がりますので、常温保存のケロシンタンクもそれなりの影響がありますし、液体酸素の沸点も-183℃らしいので極低温には違いありません。でも液体水素にくらべるとまだマイルド。
実際スペースXは10回までの使用なら点検不要とも言っていますし。
点検手間というランニングコスト、あるいはこれによる再使用までの時間コストもバカにならないのでしょう。
ちなみにジェット燃料=「ストーブで使う灯油」では必ずしもないようで、当然、高度に精製されたものとのこと。
多分中学生頃の知識だと思いますが、ジェット燃料の精製は大変な手間ということを聞いた覚えがあり、特殊燃料というイメージがありました。精製が高度ということは文脈に合いますが、ベースが灯油であるということに頭の中で結びつきませんでした。
なおガソリンの凝固点は-90℃程度、灯油は-40℃でこの時点では、灯油の方が凍りやすいのですが、精製してジェット燃料にすると-48℃くらいまでにはなるようです。ただしこのままだと前述の成層圏上層辺りでは凝固してしまうので、エンジン排熱で温める程度のことはしそうです。
また灯油の引火点は38℃、発火点は210℃ということであり安全性も加味されます。
◎観測された反電子ニュートリノが「超新星背景ニュートリノ」であると特定できるのはなぜか?
まずは用語の定義
超新星背景ニュートリノ(Diffuse Supernova Neutrino Background, DSNB)
宇宙全体では、毎秒数回の頻度で超新星爆発が起きており、宇宙が生まれてから現在まで、超新星爆発から放出されたニュートリノは宇宙に拡散され、蓄積されることになります。そのニュートリノを「超新星背景ニュートリノ」と呼ぶ。
ああこうやるのね,,,
以前、太陽ニュートリノと超新星爆発のニュートリノをどうやって分別するかという疑問があって、その時は有耶無耶になってしまいましたが、上記ですっきり。
これが広報資料で、チェレンコフ角42度を選ぶ,,,という記述があり、不明であったので調べたのが下記。
この文章を読むと、この42度は超新星背景ニュートリノだから行う処理というのではなく、光速粒子を分別する一般的な処理法のようです。
◎宇宙ジェットが分子雲と衝突
なお宇宙ジェットは、上掲図で伴星からの質量移動がコンパクト星側にあり、一部は降着円盤として降着し、一部は双極ジェットとして、円盤直角方向両側に噴出されるというもの。
まずはマイクロクェーサーSS433とは、
SS433はテキスト所載、試験常連
テキストではまさにこの宇宙ジェットについて詳述されています。
ちなみに上掲天文学辞典では「コンパクト星」とあり、コンパクトな何らかの天体,,,ということで正体は定まっていません。
候補としては恒星サイズのブラックホールか、中性子星だろうということで、いずれも小さいが質量の大きな天体なので、「コンパクト天体」
◎分子雲クランプ
今回、宇宙ジェットが衝突したのは「分子雲クランプ」,,,これは何?
教科書では分子雲⇒分子雲コアとしていますが、もう一段、嚙むわけですね
この図を見ると☆のところにSS433があって、青が分子雲。それを突き抜けた下流側(SS433から離れる側)にX線ジェットがみられます。
宇宙ジェットで分子雲に乱流が発生し、これで磁場が増幅されると高エネルギー電子が磁場中で運動することによりシンクロトロン放射が発生、Xが放出されるということのよう。
◎この宇宙ジェットが分子雲形成に関与したということか?
AIは分子雲ができたのも宇宙ジェットではないかという説,,,この前記論文の主著者の説のようです。











