昨晩の月

 恥の多い人生を送ってきました

 

 天文を始めた頃、神田のKYOEIさんを訪れて、店内見ただけだと申し訳ないのでフィルターでも買おうかと,,,会話の流れを記憶していませんが、半値幅の話になって、当方「はんねはば」、すかさずスタッフの方が「ハンチハバ」。ちょっと気まずかった。

 

◎半値幅

 この説明を読むより、下のグラフを見た方が分かりやすい

 まず、最大値の半分の値のところで分布の幅をとる

 その点が半値全幅(半分の値の分布幅)full width at half maximum (FWHM)

 このFWHMは海外系の天文ソフトだとよく出てきて、最初は面食らいます。

 

◎線幅拡大

 この辺は実際にデータを日々見ているわけではないので想像するしかないのと、一昔前の観測者はなぜ線幅が拡大するか、真値は何なのか、そして幅が拡大している理由はと、考えたんでしょうね。

 

◎自然幅

 不確定性原理って目で見て確認できるのかと思いきや、当然、その他の影響の方が大きいとのこと

 

◎熱幅

 これが前項でいうドップラー幅なのかなと思って、調べるとこちらはより広い範囲を表す術語のようで。

 

◎ドップラー幅

 上掲の熱幅だと天体全体の話になり、様々な波長が入り混じった光になりそのドップラー効果になるはず。こちらのドップラー幅は輝線なり吸収線という波長ごとのドップラー効果による線幅拡大をいうらしい,,,ただしこの辺はいささかマニアック?

 

◎圧力幅

 いろいろな用語が出てきますが、まずは現象面だけは理解したいところ。

 ガス粒子の運動が激しいとガス粒子同士の衝突や光子?との相互作用で線幅が拡大する、ということ?

 

◎線輪郭

 文中最後に「見分けることが可能」とありますが、過去問では2回出ています。いずれにしても知らないと超難問,,,知っていても難問クラス。

 

◎P Cyg プロファイル

 これは最初に図を見た時にはわからず、説明を読んでもなかなか想像できなかったもの。P Cygは、はくちょう座P星で爆発型変光星。巨大な高光度青色変光星 (LBV) で、スペクトル分類はB1Ia+(青色超巨星)であり、銀河系で最も光度の大きい恒星の1つ。LBVの代表なので過去問にも出題。

 下記はP Cygのスペクトル図を解説した天文学辞典の図。

 このP Cygには強い星風があり、地球に向かっては青方偏移となって表れる。

 恒星の真後ろにあるガスは地球から遠ざかるため、赤方偏移した輝線を出すが、この領域の一部は中心にある恒星そのものに掩蔽されて地球に届かないため、結果として、波長の短い側が吸収線で削られ、中央から長い側の波長は輝線が強く残る独特の形(P Cyg プロファイル)が完成。

 

◎フォークト輪郭 ローレンツ線輪郭

 過去問で出たスペクトル図。

 破線があって、すそ野の広がったモデル図と実測データがあるというもの。

 まずは上掲のような線の広がりをフォークト輪郭というようです。

 ガウス分布(=ドップラー効果)で広がったところに、自然幅や圧力幅で裾の部分が広がる減衰部を構成するのがローレンツ線輪郭と理解。

 

 ちなみに上掲過去問のスペクトル図はALMA電波望遠鏡で得られた原始惑星系円盤のものとのこと。原始惑星円盤だからいろいろな要素が加わってあれほど広い裾野部になるのでしょうね。

 

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◎初期質量関数 or サルピータ関数

 

◎縮退圧、電子縮退

 ここで絶対零度でも完全に静止されることは許されず,,,とは

 これかあ、、という気持ち。

 縮退圧を、鉄壁の抵抗線,,,みたいに考えていましたが、実際には基底状態に入れない余った電子が猛烈な運動量を持って、圧力を生じさせている,,,ということね。仮に絶対零度でも電子は止まれない,,,

 このシリーズの調べは、「縮退圧が支配的な星では核反応が暴走しやすい」という記述があったので、何故か?と疑問に思ったから。

 結局、ここは知っている事象ですが、それが一連繋がった気分。

 

 ちなみに最後の箱に、赤色巨星中心核も縮退しているような記述になっていて、AIに聞いてみると「ハイ、赤色巨星の中心核では、水素が燃え尽きてヘリウムが圧縮されるため、電子が縮退した状態になります」とのこと、、、これは新しい知識。

 

◎宇宙項が場の量子論の真空エネルギーではありえない理由

 これは難しすぎる,,,ただし、

・一番候補らしく見える真空エネルギーで120ケタの誤差というか食い違いがある。

・宇宙項は観測事実があり、動かせない。他方、標準理論では説明できるメカニズムがない

・場の量子論と一般相対論を繋ぐ量子重力理論が未完成

 くらいまでは,,,常識のうち?