https://www.isas.jaxa.jp/outreach/isas_news/files/ISASnews542.pdf

 気になった記事はMMXとLiteBIRD

 

 フォボスは火星に比べて重力が小さいので、SOI(Sphere of influence:天体の重力が支配的な領域)がフォボスの内部にある,,,そうで、フォボス周回をケプラー軌道で周回出来ないのだとか。

  これが探査機のフォボス周回軌道です。右軌道を見るとナニコレという感じですが、これはフォボス固定の座標系で見ているので、実際は、1周7-8時間で探査機は周回するようです。また現時点で、フォボスのデータが十分ではなく、火星とフォボスの相互作用(潮汐力など)が不明解で、現地到着後に調整が出て来るようです。

 

 記事の最後には「いよいよ打ち上げが迫ってきました」と思わせぶりな書きっぷり。実際にはまだ打上げ工程は公表されていないようです。

 

 LiteBIRD,,,もう忘れ去られているでしょう、、、2019年に採択された宇宙背景放射探査衛星です。

 読むと最新の話題が「ミッション定義『再』審査」とのこと。

 2024年に審査通過後に、検出器を提供する予定であった高エネルギー加速器研究機構 (KEK)が離脱したそうで、 再審査中なのだとか。

 

  LiteBIRDは「宇宙誕生後、ビッグバン以前に生じた原始重力波の検出を目指す」というもの。CMBの偏光に「Bモード」と呼ばれる特徴的な渦巻きパターンをその痕跡として遺しているということで、検定試験だけ言うと、原始重力波、背景放射の偏光、Bモード、渦巻状の模様。

 

◎エイベルの業績

 エイベルの銀河は、遠方の銀河団を探っていくと珍しいものが見つかった、、、というものが多く、メシエはもちろんNGCにもなっていず、我々にとっては探しづらく、望遠鏡で狙ってもうまく写りづらい、、、

 

◎サハの電離式

 ガスの温度が十分に高い時は、原子の一部はさらにエネルギーの高い電離状態に遷移する中性状態と電離状態の間の平衡も熱平衡の一種で電離平衡(Ionization Equilibrium)と呼ばれ電離平衡を表す式はサハの式と呼ばれる。

 

 サハの電離式はテキストで3ページも使っているのですが、どういう問題がでるか?

 

 覚える項目は、

 水素原子の基底状態から第1励起状態への励起エネルギーは10.2eV、電離エネルギーは13.6eV。

 中性ヘリウム(He I)は冷気エネルギー20.87eV、電離エネルギーは24.59eV

 くらい?

 

◎球対称降着流

 ブラックホールや新星などの降着円盤にも使われる基本ですが、1級テキストでは名前が出ている程度。一通り読んでみて、まあそういう流れですよねということで、試験対策的にはあまりなさそう

 

◎球対称降着流を創案したボンディ

 一種の天才なのだけれど、向かった方向、つるんだ仲間が悪かった、、、

 ボンディというと定常宇宙論という言葉とつながり、定常宇宙であったらなぜ地球には氷河期があったのか?と突っ込まれて、星間物質の太陽系への落ち込みであるとして球対称降着流を考え着いたのかな,,,

 

◎定常宇宙論

 定常宇宙論って、検定試験には出ていないと思います。

 ただし一時期は、ビッグバン宇宙論と双璧であった宇宙論。

 

 当時の問題は、ビッグバンも定常論も「確たる根拠がない」ということ。

 ハッブルらによる宇宙膨張は実証されていて、論点は宇宙の始まり。

 

◎クェーサーの発見とビッグバン宇宙論の関わり

 クェーサーや宇宙背景放射がビッグバンの最初の根拠とされていますが、クェーサの位置づけは以下の通り。

 ・遠方には全く違った銀河あり、決して、定常的ではなかった

 ・クェーサーの光を分析することにより、途中の宇宙の姿が明らかになった

 ・初期宇宙から現在の宇宙に繋がる銀河史が明らかになった

 、、、ということ。

 

 実際にはこれらと宇宙背景放射によるビッグバンそのものの存在証拠。