オンラインの天文講話ですか,,,

 ちなみにこの写真全て1級テキストのカラー口絵になっています。

 

 

・2014年10月実施

・合格率7.2% 最高得点77点

(第5回検定は消されていましたが、幸い第4回はデータが残っていました)

・「1級問題の多くは、実際に大学などの現場で天文学を教えている現役の研究者が出題してきた。しかし大学レベルの天文学となると、非常に広範で内容も濃くなるために、どうしても合格率が低くなるという課題があった。今回より、試験問題の約5割を公式参考書に記載されている範囲から出題する方針を採用した」とのことながら、SF関連が3件もあるという検定委員の趣味全開というヒドイ問題多数

・「難」としたのは、月のクレータの日本人名、SF、最も古い星の鉄分量、ツィオルコフスキー(の戯言)

 

◎月のクレータの日本人名

 一旦表にまとめればこんなもの。安島直円はもともとの資料を基に「数学者」としましたが、暦の研究をしたようで天文系といっても差し支えないようです。

 

◎シリウス/白色矮星の研究史

 テキストにもシリウスについては記載がありますが、一連の流れを整理したもの

 

◎太陽系外惑星の数

 試験当時、約1000個だったようです

 

◎IKAROS

 内容的にはいささか旬を過ぎていますが、運用終了から1年なので天文時事的なタイミングとしては次回出題もアリか?

 

◎生物大量絶滅

 内容的には2級試験のようにも見えますが、ともあれ取りまとめ。

 基本は火山活動なんですね。

 天文的には白亜紀末でしょうが、それ以外だと「史上最大規模の絶滅」辺りがキーワード

 

◎数値暗記

・太陽の縁をかすめる光線が曲げられる角度を秒角で表 すと、どの値になるか。

・もしも、太陽が石炭でできているとすると、そのときの太陽の寿命τ はどれほどになるか?

 

 ともに算出式と必要な数値はあるが、コレって計算する人いるのだろうか?

 これらはテキストの文中、あるいは演習問題としてあります。

 計算結果を覚えておけばいいだけのこと。

 律儀に計算して間違えたり時間を無駄にしたり,,,と

 

◎天文分野之図 (1677年)

 星図としては中国のもの

 占星術の用に供するため、天界で異常があった場合、日本の地域あるいは組織のどこどれに影響するかを分野ごとにわかるようにしたもの。

 

◎天象列次之図(1670年)及び天文図解(1688年)

 江戸初期、渋川晴海などが参考にした李氏朝鮮時代の星図

 井口常範が天文図解(1688年)に引用複写

 基本的には中国図なので、扱いとしては検定試験では粗略

 

◎天文瓊統(1698年)と天文成象(1699年)

     こちらは天文書。

 この中から星図を抜き出したのが、次の「天文成象」。

 以下、wikiの記載

   「 天文成象は、元禄12年(1699年)に刊行された日本で最初の星図である。著者は渋川昔尹とされているが、実際には父親の渋川春海がそのほとんどを制作したとされている。『天文瓊統』巻8には春海自作の星図が掲載されたが、十分なものではなかった。そこで同巻に収められた春海の361座1770個の星官・恒星の観測値と中国の古くからの天文記録を重ね合わせて再構成して図として表記したものである」

 

◎試験では最古の星としてSMSS J031300.36-670829.3とあり現時点ではHD 140283のようです。

 試験当時だと鉄分量は太陽の1000万分の1、現時点の最古の星だと100分の1。

 このHD140283の文章はAIに書かせたものですが、どうも計算が合わないのでwiki等いろいろ調べましたが正しいようです。

 200光年先に138億年前の星がある,,,というお話。

 ちなみにSMSS J031300.36-670829.3の位置情報が上掲にはないので調べ直すと2万光年先にある星とのこと

 

 鉄分については少ないには違いないけども、学者先生も論理構成が変わってきそう

 1万分の1だと、次は百万分の一だろうなどと推論してしまいそう。

 それにしても138億年前前の宇宙初期でも1/100なんだ,,,というか、年齢推定に随分と幅がありそうではあります