今日も朝から過去問の精査。

 

 設問は「女性天文学者ヴェラ・ルービン」の業績を問う問題で、誤答は全て女性天文学者の業績が並ぶというもの。

 関連して選択肢の女性天文学者の業績を整理していたところ。

 上記はセシリア・ペイン=ガポシュキンのもので、天文学事典もそうなんですが、彼女がいかに女性差別の中、社会的地位が向上したかという観点でまとめられているのが,,,ちょっと。

 

 結局、彼女の業績として一番有名なのが、博士論文のもので「太陽大気は水素とヘリウムで出来ている」というもの。

 彼女の業績を調べる限り、「 」のところだけ覚えれば事足りるという状況。

 

 それだけ?と言って別に彼女を貶すこともないのですが、それ以降、彼女はハーバード天文学科の初の教授になり、初の学部長になり、いろいろな栄誉を得たということしか書かれていないんですよね。

 

  ちなみに、彼女が博士論文の結論のところをぼかして書かざるを得なかったのは、当時の博士論文の口頭試問の相手がヘンリー・ノリス・ラッセルで、私が日々お世話になっているHR図の「R」がラッセルです,,,ラッセル自身米国天文学者の大立者だったため、ガポシュキンもその指示に従わないと博士論文を通してもらえなかったという背景があるようです。

 

 とりあえず上掲を取りまとめて、改めて彼女の名前で検索すると下記記事がヒット

 私はネットで記事を読むだけなので、日経というと有料記事ばかりなのかなと思い込んでいましたが、これは「ナショナルジオグラフィック」の記事だからか、無料で全部読めました。

 

 記事そのものは「読み物」なので,,,

 ともあれ、試験に出て来るネタを探すうえで、役に立つサイトなのかどうかを確認するため、2024年1月までのナショナルジオグラフィック記事を遡って、天文系の記事をリストアップしたのが下記

 

25年の天文学最大の謎、史上最長のガンマ線バーストはなぜ起きたか

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG0240G0S6A200C2000000/

史上3つ目の太陽系外から来た天体、なぜCO2や電波出す? 残る謎

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG150IV0V11C25A2000000/

チリに新設の天文台 「怪物望遠鏡」が挑む4つの大きな謎

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG1844G0Y5A710C2000000/

天の川銀河とアンドロメダ銀河の衝突確率、「不可避」から「半々」に減少

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG302CK0Q5A630C2000000/

1週間で2600万の銀河を発見 新望遠鏡の驚異の性能

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG217520R20C25A4000000/

宇宙望遠鏡JWST、数十メートルの極小な小惑星も発見

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG16B6G0W5A110C2000000/

2024年の科学的発見6選 衛星の地下海・脳の完全な地図

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG068SD0W5A100C2000000/

光害は人の健康に悪影響、がんや糖尿病のリスクと関連か

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG118YQ0R11C24A0000000/

観測史上で最古、最も遠い超新星爆発を発見 120億年前

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG1296K0S4A710C2000000/

宇宙で2023年に巨大爆発、発生源は天体「マグネター」か

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG108O70Q4A510C2000000/

探査機をぶつけた小惑星の破片、火星に衝突する可能性も

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG11BZO0R10C24A4000000/

土星の衛星「デス・スター」、地下に海 新証拠の研究

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC14AD90U4A210C2000000/

 

 一部有料記事もありますが、9割がたは本文を読めました。 

 その読めなかったものとして「ユークリッド (宇宙望遠鏡)」の話題があり、この辺りが目ぼしいところで、あとは既出というか、他の天文メディア、AstroArts辺りを追いかけていればいいかなという感じ,,,ある面一安心。

 

 上記は、ナシジオから日経に転載されたものだけですから、ナシジオ本体を定期購読して読める記事には掘り出し物があるかもしれませんけどね。

 

 ただし、あくまでも検定試験のネタ探しなのでこちらは検索対象から外してもいいかな,,,

 

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 ちなみに大きな問題を発見

セシリア・ペイン=ガポシュキン :ネット上で検索して私が取りまとめた記事

セシリアペイン=ガポーシュキン :wikiの表題

セシリア・ペイン :ナショナルジオグラフィックでの表記

ペインーガポシュキン :天文学辞典

 

 ガポシュキンか、ガポーシュキンかは日本語の音感みたいなもので、ガポーシュキンは英国出身で米国で活躍した人なので、どちらかというと米国風の表記になりがちなのでしょうが、どちらが英風か米風かは私にはわかりません。

 

 調べると父親の名前を見ると、ペインが生来の苗字のようで、ガポーシュキンは結婚相手の露天文学者の苗字のようです。

 

 彼女が活躍したのは結婚前で、博士論文などで検索するとセシリア・ペインなんでしょうね。

 そして彼女はその後、ハーバード大の天文学部長やその後公式な役職についていますが、その際は結婚後のガポーシュキンを付けた名前で活躍したものと思います。

 

 ともあれ、ナショナルジオグラフィックは「読み物雑誌」であり、セシリア・ペインで覚えてしまって、試験にガポーシュキンという名前で出たら、相当混乱するでしょうね,,,

 

 なお過去問は、ヴェラルービンの業績を問うものなので、本問には名前は出てきませんが、解説文にはセシリア・ペイン=ガポーシュキンで出てきます。

 盲点というか、ちょっと怖いなと思ったところ。

 

 ちなみにガポーシュキンの指導教官であったラッセルについては、「ヘンリー・ノリス・ラッセル講師職」というアメリカ天文学会の天文学賞があり、一般的にはフルネームで文献に登場します。

 

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 パタヤの路地から

 今晩は星が見えるかな