◎ 固体物質は縮退?(第16回第30問)
読んでいておや?と思った解答解説の文章。固体って縮退しているの?
ということでちょっとペンが先走りし過ぎていそうな解説文です。
◎H3ロケットのHは水素燃料のHであるが、前身のNロケットも1段目は水素燃料であり、「H」が冠されたのは2段目ロケット燃料に液体水素が用いられてから。ではなぜ、2段目燃料に水素を用いたことが名前に表すほど画期的なことだったのか?
H3のHは何を表したHなのか?程度の問題も出て、日の丸の意味という紛らわしい選択肢もありますが、受検者だとH=水素は常識レベルです。
2段目に水素燃料を使ったからというのは目から鱗かも。
◎ビッグバン宇宙論の課題を解決可能なインフレーション理論でも解決できないもの
(第17回第3問)
これはテキスト対象外の問題ですが、選択肢を見ると上掲4があって、さすがに宇宙最初のインフレーションがダークエネルギーについては説明できないでしょう,,,と根拠レスの判断で初見では無事正解。その時点でサラッとインフレーション理論については勉強していましたけども。
改めて上を読むと難しいですよね。
◎ユークリッド宇宙望遠鏡
2023年に欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げたユークリッド宇宙望遠鏡。
wikiから拾ったこの望遠鏡の目的は、
「宇宙の加速膨張を正確に測定することにより、ダークエネルギーとダークマターをよりよく理解することである。これを実現するために、地球からさまざまな距離にある銀河の形状を測定し、距離と赤方偏移の関係を調査する。ユークリッドは、同じくESAが運用した宇宙マイクロ波背景放射観測機プランク(運用期間は2009年から2013年)で得られた成果を補完するものである」とのこと。
下記記事によれば「光学式と近赤外線波長による撮影を同時にこなす」とあって、記事にはファーストライトの写真が数葉所載されていて、きれいな写真ではあります
ただし、光学大口径のすばるや電波望遠鏡のアルマ、そして赤外線分光撮像のKRISMのような「何かに特化した写真」は無さそうで、きれいな写真なのですが試験に出そうなものでは今のところなさそうです。
ファーストライトは2023年7月で旬は過ぎてしまい、本格運用は2024年2月からとのこと。学問上の何らかの成果出た段階で、深く勉強すればいいかなという印象。
◎欧州超大型望遠鏡(European Extremely Large Telescope / E-ELT)
ファーストライトについて、「2024年に達成」という記事がありちょっと焦りましたが、下記HPによれば2028年予定とのこと
天文学事典から項目だけ抜き出すと
・口径39m、主鏡は1.4 m径の六角セグメント鏡798枚からなる
・3枚の非球面鏡と、可変形鏡、ティップ-ティルト鏡を含む5枚の鏡2枚の非球面鏡
・望遠鏡本体に補償光学の機能を持たせる斬新な計画
過去問を例に取れば、運用前の望遠鏡だと口径、鏡の仕組み、枚数程度は必須
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ちなみに日本が主体となっているTMT(Thirty Meter Telescope、30メートル望遠鏡)は、国立天文台HPによれば現在建設計画を進めているとありますが、まだ現地着工できていません。
・口径30メートルの光学赤外線・超大型天体望遠鏡
・日本(自然科学研究機構)、米国(カリフォルニア大学・カリフォルニア工科大学)、カナダ(国立研究機構)、インド(科学技術庁)の国際協力事業
・日本は望遠鏡本体構造の製作と光を集める主鏡分割鏡、観測装置の製作を担当
・TMTの最大の特徴はその巨大な主鏡
その名の通り直径30メートルの主鏡
492枚の小さな六角形の鏡を組み合わせて作られる複合鏡
リアルタイムで補正する補償光学装置などの最先端の技術
IRIS(近赤外線撮像分光装置)
WFOS(可視広視野多天体分光装置)
MODHIS(多目的回折限界近赤外高分散分光器)など
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◎ ロケットの燃料
過去問,,,6回で2回登場のロケットの燃料
周期的に次回は出そう?
ロケット燃料は推進剤と酸化剤があり、H3ロケットは液体水素と液体酸素です。
左の問題は「貯蔵型推進剤」として不適当なものは?という問題
右の問題は比推力の最も高いものは?という問題
初見で特に燃料について知識は持っていませんでしたが、そ解けました。
左は、酸素に目が行けばそれでおしまい。酸素は液体酸素で保存されるので冷却する必要があり、貯蔵型としては不適切。ロケットいうか化学の基本知識?
右は、「液体水素と液体酸素」に目を付ければ、これもおしまい。
日本のHロケットはこの組み合わせ。1級試験を受けようというくらいの人であれば、この組合せが最も比推力が大きいことくらい常識?
というのが私の初見の時の知識で、その他の選択肢についてはよくわからない,,,
これを見る限り、Hロケットは「最高性能」を持つ燃料を使っていますが、設計思想が変われば最適も変わるということでしょうか。
ちなみに沸点で比較すると水素(-253℃)、酸素(-183℃)、メタン(-162℃)。
そしてケロシンは灯油のことで常温で液体です。







