憎らしい雲が出たので、影響の少ない部分のみ合成

 これはこれで絵になっている不思議さ

 50秒静止写真(5秒✕10枚 比較明合成)

 斜めに見えるのはコンドミニアム壁面なので、これ以上前に突き出しても星空は増えない,,,ということがわかります

 いつもの挨拶代わり

 この時期の月だと前面がくっきり写っていいですね。

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 午後から公式問題集をさらりと。

 

◎相対論的プラズマ

 「相対論的プラズマ」という用語があって、今まではわかったような気がしていましたが、上記枠の中の解説を読んで、

 ①はわかります、、、高速で運動する電離しているガスなのだろう,,,

 ②も①が見られる場所なので、ものすごい場所なのでしょう。

 で、④も取り扱い注意というか、普通の物理学では対応できない運動をする粒子で満ち溢れているとして、③は今まで読み飛ばしていましたが、改めて考えるとよくわかりません,,,

 

 熱運動や磁場による加速,,,これはわかります、そういう環境なのでしょう。

 でも「粒子が静止質量以上のエネルギーを持ち」とは。

 

    「静止質量とは、特殊相対性理論において物体が速度0(静止)の時に持つ固有の質量であり、どの慣性系から見ても変化しない「不変質量」のこと。アインシュタインの式 E=mc2乗 のmはこの質量を指し、粒子や物質が動いていてもその実体は一定に保たれる」とあり、ムー

 

 物理的定義: ニュートン力学における「質量」と同じ概念。

 不変量: 速度によって変化する「相対論的質量」に対し、静止質量は観測者の速度に関わらず不変。

 「静止質量」とはそういうことね、、、ととりあえず理解。

 

 今まで知識としておく深くに眠っていたことが呼び起こされ、「ああそういうことなのね」と理解… テキストを何度読んだかではなく、如何に理解して読んだかということが大切,,,,ということ。

 

◎等時曲線

 等時曲線(等年齢線)はテキストには出てきません,,,だからと言って基本的なことではあるので、分かっていないとダメなんですが,,,

 

 この図は太陽と同じ程度の金属量を有する恒星の等時曲線。

 ∵ 金属量が異なると、恒星の「老化の過程」が変わるため。

 

 青い線は500万歳の線。対して紫色の線は100億歳,,,という意味。

 太陽程度の星は、寿命がだいたい100億年と言われているので、青(100万歳)から赤(10億歳)だと、ほぼ同じ表面温度6000kあたりにいます。

 紫色の100億歳のラインだと、かろうじて主系列から離れるかどうかの辺り

 

 また太陽質量10倍の星は、太陽寿命の1/300くらいの寿命と言われているのでだいたい3000万歳くらいで死んでしまいます。だから水色のラインとオレンジ色のライン上には存在するものの100ミリオン、すなわち1億歳のライン上には存在しません。

 

 天文学の内容はほぼテキストから出るので、テキストを微に入り細に入り理解すればよいわけですが、公式問題集を解いているとテキストでは扱っていない、この等時曲線のような内容も出てきます。

 等時曲線という言葉は知らなくても、星の進化の過程を考えれば「まあこういうグラフになるよね」という内容なので、理解しておくべきなんでしょうね。。。 

 

◎火星の大接近

 こちらは2級試験の地球と内惑星外惑星の相対的位置の名称

 これはもう1級だと出ないでしょう,,,と安心してはいます

 適切な図がなかったので、姫路科学館さんの図を借りています。

 この図を見ると、太陽が微妙に中心からズレていますがこれでいいのかどうかは置いておいて、地球はほぼ円軌道上を廻っています。

 

 火星は楕円軌道上を運行していて、11時方向が火星の軌道と地球の軌道が一番接近しているところです。

 地球は1年で1周しますから、地球が11時方向に来るタイミングは毎年同じで、大接近があるのは8月ごろなので、11時方向が8月時点で地球がいる位置です。

 一方、火星の公転周期は687日なので15~17年に一度、8月ごろに火星が11時方向に来て大接近(最接近)になるわけです。

 

 公式問題集に、太陽の円軌道と火星の楕円軌道が重なった白図があり、春分点のみが記されている4枚の図がでて、正解はどれか,,,という問題があります。

 

 ゆっくり考えれば、

・春分の日には春分点と反対の「秋分点」に太陽はある。春分は3/20前後

・大接近は地球と火星の軌道が接近している場所を見ればよく、秋分点から見て反時計回りで春分点のちょっと手前くらいの位置で幅が狭くなっている図が正解。

 

 こういう問題って、類題をやっていないと無理ですよね。

 

◎メーザー放射

 これは天文学辞典のメーザー放射に関する記載。

 うしろの方にメーザーを出す分子が列挙されています。

 

 問題集に水、メタノール、一酸化ケイ素、二酸化炭素が並んでいて、次のうちメーザーを出さない分子はどれか?というもの。

 

 公式テキストにはメーザーという文言は出て来るものの、分子までは出てきません。この天文学辞典の記載を覚えていれば二酸化炭素が「メーザーを出さない」分子であるとわかるわけですけども,,,

 

 水分子と二酸化炭素の分子の漫画絵を見たのはもう何年前?

 果たしてその漫画絵が分子の特性を書き分けていたかどうかは不明ですが、水分子の結合角度は104.3度程度なんだそうです。対して二酸化炭素はO-C-Oは直線配置なんだそうです。

 量子力学的には不正確な描像なのですが、炭素は4つの腕を持っていて、酸素は2本の腕があり、2重結合2個で繋がっていて、電子はマイナスに帯電しているので、お互いに反発しあって結果として180度離れた位置にO原子が配置されるようです。

 対して水分子では「酸素原子に結合に関与しない非共有電子対が2組あり、それが共有電子対を強く押し下げてしまうため」とwikiには書いてあり、要は直線配置にならないようです。

 

 これですね。2酸化炭素分子は、酸素分子や水素分子と同様に直線配置になります

 対して、水やメタンは直線あるいは平面配置になりません。

 こういうのって、高校化学で習った感じはありますが、もう忘却の彼方。

 

 説明的には、直線型の二酸化炭素は「永久双極子モーメント」を持たないため、回転遷移を起こさないので、メーザーは発しない,,,ということなんだそうです。

 ただしこの説明だと、天文学事典に載っているOH基やSiOは説明付かないんですよね,,,

 

 こんなの分かるわけないと突っぱねるのか、まあ覚えるしかないと思うのか,,,

 私としてはなるべく理屈を理解して覚えたいと思いますが、まあ覚えるのでしょう

 

◎ 誕生間もない天体

 BN天体、HH天体、SZ天体、KL天体のうち誕生したばかりの星に関したものは?

 

 これもね、、、テキストにはハービック・ハロー天体がほぼ説明ゼロで、星形成領域で見られる天体としてあり、多分これがHH天体なのだろう,,,と。

 その他にはTタウリ星とそれを細分化したものとして、古典的Tタウリ星と弱輝線Tタウリ星があり、古典的→弱輝線と進化するようで、この後、主系列星になります。

 

 ハービックハロー天体については最初よくわからなかったのですが、正式にはハービックAe/Be型星というらしく、AとBはA型星とB型星の意味で、要は大質量星の前主系列星のことを言うらしく、小文字のeはエミッションの意味であまり気にすることはない,,,というところまでわかって現在に至るという感じ。

 

 で、その他の選択肢ですが、

 天文学辞典の「オリオンBN-KL天体」という説明。

 結構盛りだくさんの説明で、

・赤外線で発光している

・温度は700k近辺と70k近辺、波長は温度に対応している

・可視光では見えず赤外線でのみ観測可能

・太陽光度の10万倍で光り輝いている

 この10万倍は一般常識では??ですが、一般に分子雲が凝縮して前主系列星ができると光度は非常に明るくなります。ただし厚い雲に覆われているので可視光で見えたとしても非常に暗い天体です。

 

 ということで、BN天体、HH天体、KL天体はあるが、SZ天体はない

 

◎最初の系外惑星の名前は?

 リッチ、ドラウグル、ヘルベティオス、ディミディウムのどれか?

 

 これもね、、、1995年にペガスス座51番星に初めての系外惑星が見つかったわけです。

 その大きさとか周期は勉強しますが名前まではテキストにありません,,,

 

 ベガスス座51番星はヘルベティオス、見つかった系外惑星はディミディウム

 

 この発見に先立つ1992年にはパルサー星PSR 1257+12で惑星が見つかっており、主星をリッチ、惑星はドラウグルと名付けられています。

 

 名前は公募が行われるようで、ペガスス座51番星系外惑星が見つかったのは1995年ですが、2015年に国際天文学連合によって行われ、スイスルツェルンの天文クラブからの提案でした。

 

 主星Helvetios は、中世にスイス地方(ヘルヴェティア)に住んでいたケルト系民族を指す the Helvetian(ヘルウェティイ族)のラテン語形であり、ディミディウムは、ラテン語で「半分」を意味し、この惑星が木星の半分程度の質量を持つ事に由来すると云々。