天文宇宙検定1級をできる限りシステマティックに攻略したいと思っています。
分析によればほぼ6割は公式テキストから出題されるので、現時点ではこれを精読して理論なり数値なりを覚えるしかないと思っています。
公式テキスト以外のジャンルとして天文時事があり、これは直近2年程度の天文ニュースを捕捉すればいいと,,,勉強に組み入れているところ。
次のソンブレロ銀河にリング状に光っているものは?という問題。
この写真2024年11月28日にNASAから発表された写真をいくつかのメディアが報じ、私も何度か見たことがあるものでした。試験日換算で半年前のニュースなので「天文時事」なんだろうと思って、その線で分析していました。
ところがいろいろ調べていくと、そうではないのでは?と考える至った経緯。
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このソンブレロ銀河の写真、2024年11月28日にメディアに掲載された写真で、試験に出たのが2025年6月の第19回1級検定試験。
「話題が出て半年後」という天文時事としてはちょうど良いタイミングだと思ったのですが,,,
・Astroartsでは掲載ありませんでした。
この時点でちょっとマニアックな天文ニュースだなという印象。
記事を読めばリング=塵はありますが、読んだとして私の意識に定着できるかな?
・Soraeではソンブレロ銀河のJWSTの写真を掲載しています。
表題を読んだだけでは「きれいな写真」という伝え方で、中段以降の中見出しとして、「リング状に分布するソンブレロ銀河の塵をウェッブ宇宙望遠鏡が観測」というものがあります。
「ウェッブ宇宙望遠鏡や「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope: HST)」を運用するアメリカの宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)によると、MIRIは多環芳香族炭化水素(ベンゼン環を2つ以上持つ化合物の総称、PAH)から放出された赤外線を検出しており、画像ではソンブレロ銀河におけるリング状の塵の分布が示されています。」
文章を読んでいけばわかりますが、リング=塵というアピールは少ないと感じました。この記事を事前に読んでいたとして、果たして「リング状の塵」を覚えているだろうか,,,ちょっと自信ありません。
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天文時事は天文学的な知識があってもあまり役にたたない問題が多いです。
言い方を変えると公式テキストとは重ならないような内容が多いです。
果たしてこの問題を天文学的知識で解けないものか?
この問題の選択肢、
① ソンブレロ銀河の円盤内で起こっているスターバースト中の 星々
② ソンブレロ銀河の円盤内に多く存在する低温度星や褐色矮星
③ ソンブレロ銀河の円盤内に存在する星間塵の帯
④ ソンブレロ銀河の円盤内に存在する輝線星雲や反射星雲
正解枝は③
ということは①②④が間違えの選択肢。
①、スターバーストは衝突銀河で見られる現象であり,,,✕
②、低温土星や褐色矮星は天の川銀河でも見えない天体なのに
5000万光年先の銀河で見る可能性は少ない,,,✕
④、天の川銀河内の輝線星雲や反射星雲を地球から見た時、あらゆる場所にある
ものではない,,,散在的であり果たして帯状に見えるか?
例えば、M31 アンドロメダ銀河の写真に赤いポチポチを重ねた写真が
出回っていますが、決してリング上には見えず、あくまでもポチポチ。
消去法でいえば③を選べそう,,,
では知識で③を選べないか?
ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡は赤外線望遠鏡、、これは基本的な知識になります
NIRCam 近赤外線カメラ
昨晩は経緯台仕様だったので画角内回転が生じて、中心部の対象は問題ないのですが、画角の周辺は画像が乱れます。
従前は撮影を1000秒程度に抑えて回転の影響を避けていましたが、撮影時間を伸ばせば、観望場所との往復作業が減るので、なるべく長時間化したいところ,,,ということで赤道儀化したいので、今晩は是が非でも赤道儀化を成功したい,,
今までより倍の露出時間を掛けましたが、設定がまだあっていないようです。
今晩以降、これを再度撮影する場合はモザイク撮影を試みます,,,全景が入り切れていませんので





