例によって公式参考書「極・宇宙を解く」を読み進めていますが、

 Comae Berenicesという散開星団がポロっとでてきて、エッ何これ?

 

 正式にはComae Berenices Clusterと、クラスターを付けるべきなのかもしれません、かみのけ座 Melotte111のことのようです。

 

 α、β、γの3つの星からかみのけ座の骨組みができているようですが、調べた限り3つの星はこの星団とは別のようで、上図の黄色で括ったあたりに星団があります。

 星団は4-5等星くらいの星が30個ほど集まっていて、ステラリウムで星を一つ一つ確認していくと距離だと270光年前後。,,,意外と楽しい作業です。

 

 大き目の散開星団といえばヒアデスがありますが、教科書ではその前にこの「かみのけ座」があり、同格の扱い。

 

 今年春、「銀河祭り」ということでタイ北部で断続的に10日以上、この辺りの銀河を見ていたのですが、全く意識していなかったです。

 まあ実際のことを言えば、ヒアデスは星々の多いおうし座にあって、一等星アルデバランが含まれるので非常に派手。対してこちらは4等星クラスですし,,,

 ヒアデスが150光年くらい、このかみのけ座が270光年、プレアデスが440光年

 もうちょっと明るい星があれば見栄えがあったのでしょうし、逆にもう少し遠ければコンパクトにまとまってよかったのかもしれません。

 

 取り合いの妙というか、アルデバランがヒアデスの中に納まって主役のような顔をしているのに、実際はヒアデスの仲間ではない,,,

 ちょうどこれと同じようにかみのけ座γ星は太陽径10倍ほどの橙色巨星で、どうやっても写真の位置間に収まってしまうほど見かけ上近い位置にあり、星団の星々が青っぽい色合いなので1枚の写真に収めると色の対比が美しいようです。

 

 かみのけ座はトレミー48星座に含まれないもので、

 カスパル・フォペル 1511年~1561年 ドイツ人により、かみのけ座周辺に星座がなかったので星図を作る段階で付け加えた,,,というくらいの星座なので、もともとが控えめ。

 

 ただしかみのけ座といえば、M64 黒目銀河、M85 、M88、M91 、M98、M99、、、ああ、きりがないというくらいの「銀河」銀河。

 前掲のステラリウム画像は19時半時点のもので、かみのけ座は今の時期すぐに沈んでしまいます,,,年明けになるのでしょうが、春の銀河祭りでこのかみのけ座星団を見てみたいものと思います。

 

+++++

 ちなみに1922年にローマで開催された国際天文学連合の設立総会で、現行の88星座が定められたわけですが、その時の共同提案者がラッセルとヘルツシュプルング。HR図で日々おなじみのお二人です。

 そしてこの共同提案云々はいつぞやの検定試験に出た内容です。

 

 wikiだかみのけ座の項で、とラッセルとヘルツシュプルングが共同提案者と書かれていて、こういう記載を拾って行かないとダメなのだな,,,と。