正解はクワオアーなんですが、クワオアーの「輪」ってどんなものなのだろう,,,とネットを検索した時にヒットした記事が下記。

 

    記事の日付を見ると2023年2月。

 この問題は第16回分で2023年11で月実施のもの。

 試験問題を作る準備も含めると試験実施の少なくとも半年前以前の「天文ニュース」は見ておかなければならないと認識したところ。

 

 この問題、「輪があるか?」というのがメインの問いですが、実はもう一つの問いがあって「太陽系外縁天体の中から選べ」というもの。

 ひっかけ問題といっては言い過ぎですが、「次の太陽系外縁天体のうち,,,」と言っていない点に気を付けなければならないわけです。

 

 ということで一覧表にすると上記

 セドナ、エリスは準惑星で冥王星型天体。一般に海王星より外側の天体を太陽系外縁天体といいますが、輪を持っていないので選択肢から除外

 

 キロンに「輪」があるという観測結果はあるものの、キロンから噴き出たジェットだという見解もあり、その両者の有無も含めオーソライズされていない状況のようです。

**ちなみに上記記事の筆者彩恵りり氏は、明確に否定されていないとして、キロンに輪があるとしています。

 とはいえ、キロンは「ケンタウルス族」に属する天体で、土星~天王星辺りにいる天体なので、太陽系外縁天体ではありませんので、いずれにしても選択肢から除外。

 

 

 正解はクワオアーで、準惑星キュビワノ族,,,キュビワノ族は海王星の外にあって海王星の軌道と交差しないものなので太陽系外縁天体。

 そして記事表題にあるように2023年に輪が確認されています。

 

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 ちなみに上掲記事の表題には「環をロシュ限界の外側で初めて発見」とあります。

 ロッシュ限界は主星の潮汐力により伴星が衛星としての形状を保持できない距離のことを言います。

 地球と月に例えると、地球直径の3倍程度以下のところに月があるとすると、地球の重力が月の重力を上回り、月が固体の星として維持できなくなりバラバラになる,,,潮汐破壊してしまう限界距離がロッシュ限界となります。

 

 今までの「輪」の生成理論では、主星の引力に引き付けられた天体が潮汐破壊でバラバラになり「輪」になったというもの。

 今回クワオアーの推定半径は550㎞ほどで、発見された輪の公転半径は4100㎞。クワオアー半径の7倍強ほどの公転半径があり、輪は潮汐破壊で壊れた残骸という今までの理論の枠外なるとのこと。

 新しい理論の種になるだろうとのこと。

 

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 なお今回の発見は星食観測によるもの。

 正確な直径や大気の有無を観測するために星食観測を行ったところ、3回の減光が観測されたようです。複数回の観測結果から輪の存在が確認できたとのこと。

 

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 ちなみに表題の意味を回収

 wikiのロッシュ限界の記載が間違えているのでは?と思っています。

 自分で何度計算しても、地球⇔月のロッシュ限界の数値が合いません。

 しばらく思い悩むのかな,,,