8/12に打ち上げられたヴァルカンロケット。
ヴァルカン?そういえば試験に出ていたなあ、、、
この問題、一種の時事問題です。第19回は2025年6月実施の試験で、上記①~④はすべて2024年~2025年に初打ち上げが成功したものなので、「1年程度前ならわかるだろ」という作問なのでしょう。順番を問うものではなく、1番最初は?という問題なので、解けた人は多かったのかとは思います。
特に日本的に言うと、H3ロケットは2023年に1号機の打ち上げ失敗をしていて、関係者は背水の陣で初打ち上げ(2号機)に臨んでいたでしょうし,,,
ちなみに答えは②で、ヴァルカンの打ち上げは2024年1月8日。
日本のH2は2024年2月17日
欧州宇宙機関のアリアン6は2024年7月。
amazonベゾスのニューグレンは2025年1月
ロケットの打ち上げは、「掛け声」というか「計画」というか、結局事業として金を集めないとダメなので、最初は景気のいいことをぶち上げますが、一声10年遅れるものもあり、これが数年前だったら順番を答えることは難しかったのでしょうし、逆に、どの機関どのロケットが横並びで最初に打ちあがるのか、一部では大きな話題になったのでしょう,,,私は全くこれらの打ち上げのニュースは記憶にありません。
実はこの問題、一種恣意的な側面があり、世界市場ではイーロンマスクのスペースXがぶっちぎりトップ状態で、①~④はその後塵を拝している状況。
例えばこれはロケットの絵姿を当てる問題。
2023年出題なので、日本はH-Ⅱだったり、ヨーロッパはアリアン5だったり、さらにソユーズなんていうのも並んでいます。
実はこれ、スペースXのファルコン9だけが全長70mということさえ知っていれば、正解となる問題です。ロケットの寸法が他と大きく違います。
また2010年初打ち上げで、wikiによれば現時点で456回打ち上げと実績がまるっきり違います。
ともあれ、この機会にヴァルカンロケットのとりまとめ。
見慣れてくると、ロケットはフェアリングという先頭部とか、固体補助燃料の形状で区別がつくようになります。
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今回の打ち上げはユナイテッド・ローンチ・アライアンス(United Launch Alliance, ULA)によるもので、ロッキード・マーチンとボーイング社の合弁事業。
2006年12月に両社の衛星打上げ部門同士が合体し設立され、アメリカ合衆国連邦政府向けに打上げサービスを提供している。アメリカ政府の国家安全保障輸送プログラム (NSSL) に合致するよう設計されており、軍事衛星や惑星探査機の打ち上げに使うことが見込まれている他、民間の商業衛星の打ち上げも計画されている。
ヴァルカン (Vulcan) は、ULA が開発・運用する大型ロケット(ローンチ・ヴィークル)である。従来のアトラスV(ロッキードマーチン)やデルタIV(ボーイング)の後継機と位置づけられており、2024年1月に初めて打ち上げられた。この時の積み荷はPeregrine Mission Oneなど。
Peregrine Mission One (PM1)は、アストロボティック・テクノロジーの月着陸ミッション。同社初の月着陸機であり、2019年にはNASAの商業月面輸送サービス(CLPS)において初めて月への輸送を請け負う着陸機の一つに選定された。PM1ではNASAの観測機器の他、カーネギーメロン大学が開発した月面ローバーIris、日本のアストロスケールや大塚製薬のLUNAR DREAM CAPSULE PROJECTなど、複数のペイロードを搭載していた。
2024年1月8日、ヴァルカンロケットの打ち上げには成功したが、分離後にPM1推進システムにトラブル(バルブ故障の可能性)が生じ月面軟着陸が困難となり、地球へ帰還し大気圏突入で燃え尽きた。
LUNAR DREAM CAPSULE PROJECT
大塚製薬のタイムカプセルで粉末状のポカリスエットや18万通ものメッセージの記録が収められている。2014年に作成されたもの。
2014年に集められたメッセージが2024年にやっと打ち上げられ、目標の月に届かず、地球大気圏で燃え尽きたという流れ,,,


