宇宙開発というか宇宙事業については従来からとんと興味がなく、タイに住んでいるのでそういう話題も少ないので、「相場観」みたいなものが頭の中にありません。

 これから伸びる分野なのか、もう終わっちゃった分野なのか,,,そういった物差しみたいなものがないで、話題の軽重が見極められません

 昨晩深夜、晴れ間を待っているときにXに流れた記事で、「世界初のハイブリッドロケットによる衛星打ち上げ」の記事。

 

 

 「世界初か,,,」と、こういうのは調べておかないとダメだな、、、と。

 でも調べていくとこの「世界初」がどれに掛かる形容詞なのか?,,,

 

 まずはGilmour何某という会社の検索をしました。

 創立は2013年なので、こういった新興ビジネスではそれなりの歴史かな,,,

 ただし記事を読んでもはかばかしくなく、今回の発射も5月くらいからグダグダやっているみたい,,,

 「宇宙港」も運営している会社のようで、地球の自転に沿って東側に打ち上げられる場所のようなので、今後は目につく場所/会社なのかもしれません

 

 結局、Gilmour何某で調べてもよくわからなかったので、hybrid-propellant rocketや素直に日本語で「ハイブリッドロケット」でいろいろと調べることに。

 wikiで調べると、固体燃料ロケットと液体燃料ロケットの欠点を解消するのがハイブリッド燃料ロケットであるとのこと。

 

 液体燃料に比較しての利点

 ・機械が単純で配管が短い

 ・燃料は固体なので密度が高い

 ・比推力向上が容易

 ・始動/停止/再始動が容易で酸化剤供給量調整で出力も調整可能

 

 固体燃料に比較しての利点

 ・比推力が高い

 ・製造時の亀裂のような不具合を許容するので爆発の危険性が低い

 ・制御性が高い(対液体と同様)

 ・低毒性である

 ・打ち上げ時に酸化剤を充填すればよく射場まで安全に運搬可能

 ・燃料/推進剤が安価

 

 上記のように利点は多くあるものの、欠点は読み込んでもよくわからず、明確なのは燃焼速度が固体燃料の1/3であり、燃焼速度を速める有効な手段がないので、大型化や大推力化ができない,,,みたい。

 なお、上掲の個体/液体燃料それぞれの欠点は順次解決されているようです。

 

 実際の使用例としては、民間企業による初の有人宇宙旅行を実現したスペースシップワンはハイブリッド燃料ロケットでしたが、後継機のドリームチェイサーは液体燃料ロケットに切り替わりました。

 

 その後の経緯を見ると、大学とか小規模ベンチャーがハイブリッド燃料ロケットに取り組んでいるようで、大々的な企業化は???

 

 wikiのハイブリッドの項を見ても、Gilmour何某は出てこず、「世界初の」は結局、「ハイブリッドロケット」に掛かるのではなく、「衛星打ち上げ」に掛かるのだ,,,ということが分かって、ナーンだという思い。