これは最新第19回の天文宇宙検定1級の問題。

 

 銀河中心構造といえば太陽質量400万倍のブラックホールですけども、実は以下のような天体があることが知られています。

 フェルミバブル:銀河系円盤中心から吹き上がる高さ5万光年の泡状構造

 電波アーク:いて座A本体とは独立した、銀河面に垂直方向に伸びる磁場構造

  中心核星団:銀河中心核円盤の中にあり、ブラックホールはこの中にある

 中心核円盤:中心核星団を含む直径500PC程度の濃密な星の集まり   

   など。

 

 最初この問題を見て、「数百年前に現在よりも,,,」という記載で、数百年程度で宇宙って変わるのか?と思いましたが、実際には500年前から100年ほど前の活動だったようです。

 ともあれ、正解はX線反射星雲です。

 

 こちらは前々回第18回の天文宇宙検定1級の問題。

 

 切り口がちょっと違いますが、これは天の川銀河中心部のX線反射星雲が話題となっていて、この第18回の問題を見ておけば、第19回は苦も無く正解が選べるということになります。

 

 この問題の解き方として2通りがあると思われます。

①順当に考えて、天の川銀河中心周りに低温の分子雲があり、その内部に重元素Fe原子が含まれていて、これが銀河中心からの強いX線を受けて電離して光り輝く

 。。。パルサーが余計

 

②裏から考えて、銀河中心部のバルジには100億歳程度の星が密集しており、多くの恒星は概ね非活動的。パルサーなどが活動的な恒星はない。

 

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 今回この問題を深掘りするにあたり、

 ① 銀河中心の各部位の解説を作る

 ② このX線反射星雲絡みの記事を探す

 ことをしました。

 

 ①については、フェルミバブルと電波アークは簡単に探せましたが、19回設問にあった中心核星団は例えば天文学辞典には未掲載で、wikiもなくまだ発展途上の言葉のようです。また、X線反射星雲については一般名詞なので銀河中心固有の言葉ではありません。

 

 ②について

 ・2002年のAstroArtsの記事

 「 数百年での変化」については、この辺りで発見された事象のようです

 

 その後、日本の赤外線衛星での成果も含め、報文が出ています。

 ただし学生さんレベルのものが数件。

https://astro-wakate.sakura.ne.jp/ss2013/web/invited/isp_nobukawa.pdf

 

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 現時点でまだ過去問の分析中であり、その後は公式問題集の取りまとめが予定されているのでやることいっぱいなのですが、本件のような「天体ニュース」に載るような事象をどうやって収集するのか考えているところです。

 

 一つのツールになりそうなのが、上掲のAstroArtsさんの記事なのかと思っていて、アーカイブも残っているようなので、記事を過去分も含め小まめに読んでいくのかなと思っているところです。