実は検定協会のブログなるものがあり、検定試験についての質問が寄せられ回答が得られます。

 私はこれを見ずにいろいろと調べた結果、下記の設問の答えは①でもあり②でもある,,,しかも②はX線源の発見に関してノーベル賞まで貰っている,,,と思ったところ。

 

 結局、選択肢には紛れがあったとして、「全員正解」になったようです。

 毎回、こんなことがあります,,,

 マイナーな検定であり、秘匿性を確保するためなのかチェックが行き渡っていないようです。

【質問】

今回の1級32問についてお伺いしたい点がございます。

解答速報では、①のブルーノ・ロッシが正解となっており、解説でも1962年、初めて太陽以外からの宇宙X線を検出した、とありますが、これに該当すると思われるブルーノ・ロッシの1962年の論文「引用省略」には②のリカルド・ジャコーニも名前が出ております。したがって②も正解なのではないでしょうか?

【回答】

ご指摘ありがとうございます。

宇宙X線観測の研究全体の主導者はロッシで、天文学史的に、宇宙X線の発見者はロッシとされています。設問もその意図でしたが、明瞭ではありませんでした。

またご指摘のように、1962年の最初の論文には、ジャコーニも入っており、選択肢には紛れがありました。以上の点から、本問題については、全員正解とさせていただきます。

 

 ,,,なお上記に沿うよう、現時点で確認すると「解答速報」も訂正されています。

 

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 上記回答には「天文学史的に、宇宙X線の発見者はロッシとされています」とありますが、どこからこんなこと言えるのかな?

 

 例えば天文学辞典には、

 リカルド・ジャッコーニ(Riccardo Giacconi; 1931-2018)は、イタリアに生まれ後にアメリカに国籍を移した天体物理学者。
 小角反射を利用したX線望遠鏡を開発し、1950年代からロケットに搭載したX線望遠鏡と検出器で宇宙X線の観測を試み、太陽系外からX線が届いていることを初めて示し,,,

 

 そして、「ブルーノ・ロッシ」なる名前は天文学辞典で検索できません。

 

 あくまでもwikiの記載ですが、

 「さそり座X-1は、AS&E社(American Science & engineering, Inc)のリカルド・ジャコーニが率いるチームによって1962年に発見された。」とあり、ブルーノ・ロッシの名前はかけらも出てきません。