二つのビルの間の上の方に見えるのが全天で2番目に明るいカノープスです

 時間的にはちょうど南中している頃です。

 

 この日、午前零時半ごろに起き出して望遠鏡をセット

 プラネタリウムアプリで確認するとちょうどマゼラン雲が南中するころでした

 大マゼラン雲はかじき座、かじきの尾っぽの下辺りにあります。

 

 横線は5度刻み。

 いずれにしても仰角10℃以下で大マゼラン雲(LMC)を見るのは結構な難条件。

 

 昨シーズンの実績だと、自宅からは微かに見えたという程度で、実際には南方向が見えるパタヤ沖10㎞のラン島遠征もしくはカンボジア方面まで遠征して海辺で見えたという程度。

 大マゼラン雲は実際の見え方としては雲のように見えますが、パタヤあたりでは肉眼で見えません。

 望遠鏡で見るとしてもフィルターを掛けて、大マゼラン雲内の赤い輝線星雲を狙うことになります。有名どころだとタランチュラ星雲など。

 

 昨晩は「手始め」に、大マゼラン雲を見ようかと試行錯誤。

 昨シーズンに比べると望遠鏡類が充実、赤道儀が装備されたのでできるだろう、、、と。

 

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 実際は大マゼラン雲を導入できませんでした。

 敗因は二つで、

 ・望遠鏡の画角が大きすぎた

 ・赤道儀の設置精度が悪かった

 

 散開星団用の望遠鏡設定だったので「広角」仕様であり、ちょっと望遠鏡がズレるとビルが画角に入ってしまい、「星の位置」を認識できませんでした。

 

 多分、いきなり「GOTO 大マゼラン雲」という操作に無理があったのだと思います。

 今考えている手法は、

 ① ビルに掛からないカノープスを最初に導入する

 ② ①の後に、かじき座のかじきの尻尾辺りを導入する、

 ③ 、、、、と順次、星伝いに大マゼラン雲に近づいていく

 

 ということで望遠鏡を組み換えて再チャレンジです。

 140APO+0.8RD+ASI533MCPだとタランチュラ星雲がこんな感じになります