重量級の140APOを日本から持ち帰るのに際し、さすがにAM5赤道儀でカウンターウェイトは必要であろうということで、概略検討したものです。
① 鏡筒側モーメント
回転中心~アリガタ底面
95+27.3-14.3=108㎜
140APO外径 162㎜
断面中心=81㎜
アリガタ底面~140APO外周
約45㎜
∴鏡筒アーム長=234㎜
バンドプレート込み140APO本体質量
10.9㎏
フラットナー+カメラ+オートガイダー
0.8+0.7+0.5=2.0㎏
⇒約13㎏
② カウンターウェイト側モーメント
回転中心~赤道儀表面
95/2=47.5㎜
シャフト長
230㎜
ウェイト厚を考慮してウェイトアーム長を260㎜とする
よって釣り合い質量は
=234×13/260=11.7kg
この計算にはウェイト棒質量、赤道儀アリミゾ側質量を無視しています。
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上記計算だけからではウェイト質量は約12㎏が必要となります。
ただし現状ウェイトレスで鏡筒質量6.4㎏のEdgeHD800を問題なく運用出来ています。また実際にはカメラ、オートガイダー等を供架させているので実質量は8㎏を越えている勘定。(EdgeHD800の鏡筒外径はΦ238㎜でありアーム長は長くなる)
AM5赤道儀の機械的能力として、ウェイトレスでも8㎏程度までは稼働できるとすると、ウェイト質量は5㎏で対応可能のように考えられます。
なおZWO資料によればウェイト棒取付けネジ部耐力は5kgとのことなので、これも考えあわせ購入するウェイト質量は5㎏に決定。
なお上記条件下では、
鏡筒側作用モーメント 304kg・cm
ウェイト側抵抗モーメント 130kg・cm
またこれとは別に、望遠鏡全体の転倒に関する検討は必要で、サンドバック、アンカー等は今後適宜検討していきます。
