私自身は空の暗さについて、なるべく数値で示したいと思っていて、多くの人が閲覧し活用しているLight pollution mapで自宅や遠征先のSQMを読み取って、空の暗さの判断に使っています。

 

 一方で、おおざっぱに空の暗さを表現する指標としてボートル・スケールがあり、海外、特に米国の人たちはBortle Scaleで観測地の空の暗さを示したりしています。

 

 ボートル・スケールについては2001年2月にスカイ&テレスコープ誌に掲載された記事が元出典のようですが、元記事ついては冒頭部分は読めるもののそれ以下はアクセスできませんでした。

 

 一方で、ボートル・スケールで検索すると日本語版のwikiが出てきて、また英語版wikiにはBortle scaleで解説されていますが、両者は微妙に異なります。

 例えば、日本語版は1~9の9階級に対して、英語版だと「4.5」という階級を含めて10階級になっています。

 

 また各階級ごとの「描写」(Description)は日本語版は英語版の翻訳のよう見えますが、必ずしも日本語⇔英語で一対一対応していないようです。

 

 例えば、クラス1のDescriptionには、「many constellations, particularly fainter ones, are barely recognizable amid the large number of stars」という記載がありますが、日本語版にはありません。

 

 なおこの「描写」がもともとボートルが定義したものなのかどうなのかも、原典が確認できないので不明です。

 ちなみにこれはwiki日本語版/英語版のNELM(naked-eye limiting magnitude肉眼限界等級 )の対照表。

 境の値で数値がズレているのは境目の値をどちらに入れるかのズレ。

 

 資料を読んでいくと、NELMを計測してボールト・スケールを算出する手法も示されています。NELMを算出したのならNELMをそのまま使えばいいじゃないかと思いますが、そもそも肉眼って人によって異なるのだから各人が計測したNELMで空の明るさを表現するのはどうなの?とも。

 この手法を示しているのは、以下のwiki日本語版の参照資料として出てくるものですが、対応SQMの値がwiki版と大きく異なっています。

 今まで私はSQMの値からボールト・スケールを算出しようと思っていましたが、ボールト~SQMでいくつかの案があるようでは使えません。

 ちなみにPattayaはSQM=20.34ですが、

 wikiだと「7」、上掲資料では「8」になります

 

 まあもともと「だいたいこんなもの」という程度の指標なのだし、ボートル7とか8とかといって通じる人が何人いるのかというお話もあります。

 

 ++付けたし++

 一時帰国の際にシュミットさんで

「SQM20.4程度の空,,,」と言って光害フィルターについて説明を求めたのですが通じませんでした、、、

 

 結局、町田駅前くらいの空,,,と付け加えて何とか話が続きました。