このYoutube動画はSE120Lという私が赤い星雲専用鏡筒として使用中のSE120の焦点距離が長いバージョンを対象としたもの。
 
 視聴していると私もSE120の使い始めの時点で、ちょっとアレ?と思ったことに言及されていて、違った対応策が示されていたので興味深く見ました。
 
 上記では「共通の弱点」としていますが、「接眼部ドローチューブ」のがたつきについてです。

 もともと安めの鏡筒なのでドローチューブの繰出しはラックピニオンではなくてクレイフォード式になっていて、多少の緩み前提で繰出すことになっています。

 またピントを合わせてからドローチューブを固定していないと、カメラ自重でチューブがずり下がってしまいます。

 まあ弱点といえば弱点なのですけれども。

 

 上図はAstroStreetさんの図ですが、この図にも

・Tension Control Screw

・Focus Lock Screw

 という表示があり、ここを締め付けたり緩めたりすることによりドローチューブのがたつきやずり下がりを制御し、合焦後にズレ下がることを防げます。

 これは私のSE120ですが、

・黄色い矢印が固定ネジ

・赤い矢印二つがドローチューブ摩擦調整イモネジ(3/32インチ)

 となっています。

 

 私の場合は黄色い固定ネジを軽く締めて使っていました。

 動画をみて正規の方法で扱うべきと思い、赤矢印をちょっと締め付けて、それでもピントノブで繰出しができるように調整しています。

 なお動画ではスライドクッションを挟むとよいとも。

 600円くらいなのでamazonでポチリ。