海外に赤道儀を持っていくときに課題になるのがバランスウェイト。
 写真は海外遠征に持参する望遠鏡の赤道儀に載せたところもの。

 

 写真の状態でバランスが取れていて、1.8㎏と2.2㎏の重さのバランスウェイト2個が必要になるという結果。
 飛行機に載せるので荷物はなるべく軽くしたいため、この下のウェイトをペットボトルに置き換えようというもの

 6㎜まではドリル刃があるのでドリルで穴開け

 その後やすりで拡孔。

 若干手間かな?と危惧しましたが、何のことはなく数分で拡孔完了

 シャフトの止めボルトをねじ込み作業完了。

 イメージ通り取付完了。

 

 触った感じ、水を入れても、砂を入れても問題のない取付け具合です。

 ただし、軸を回転させると取付け部に無理な力がかかるので、中に充填して取付けた後で、接合部を瞬間接着剤等で固定するなりテープで巻くなどの安全措置は必要なのでしょうね、、、撤去時にはカッターナイフ等で切り離してお終い。

 

 水や砂を中途半端に入れるとボトルの中で動き重心が変わってしまうので、原則は十分に詰め切ることが必要だと思います。

 

 なおひと回り大きなボトルを使えば、力のつり合い的にはもう一つのウェイトを無くすのに十分な重量を確保できますが、バランスの調整が出来なくなるので、二つあるウェイトのうち、小さい方を調整用ウェイトとして持っていく必要はありそうです。 

 ちなみにタイ焼酎の瓶(梅酒を作るために使ったもの)でも試作。

 

 キャップが金属製なので変形無く取付けられそうでしたが、瓶の内径が止めボルトの外径より小さいので写真以上には中に入りませんでした。

 これもいざとなればガムテープでぐるぐる巻きにすれば実用上は成立するとは思われます。

 

 ただし現地で飲み切らないとウェイトに転用できないという課題は残ります。