大マゼラン雲(Large Magellanic Cloud:LMC)を見ようと待機中。

 大マゼラン雲は天の川銀河に寄り添う伴銀河です。

 

 銀河そのものは白色光に近い色合いであり、光害地パタヤだと光害の空に埋もれてしまうので、いつも赤い星雲に使用しているHαなどの輝線成分のみを透過するフィルタを用いて、大マゼラン雲の中の輝線星雲を狙うことになります。

 昨シーズンも大マゼラン雲の中のタランチュラ星雲をカンボジア国境で写真撮影していますし、パタヤでもそれらしいものは撮影できています。

 写真に写るのは、カンボジア国境でもパタヤでもタランチュラ星雲だけです。

 

 パタヤでの南中高度は約8度。

 しかも真南は二つあるコンドミニアムの隙間にでてくることになります。

  SynScanを用いてカノープスでアライメントを取り、そのままGotoタランチュラで鏡筒を動かすと、左側コンドミニアムの一室を覗き込む形になります。

 ファインダーは主鏡と芯合わせしているので、PC画面で建物が視野から外れるのをひたすら待ちます。

 建物が画角の数分の一くらいになると暗い空にポッと赤い塊が見えてきます。

 

 何か頭の中で、「プレートソルビングはSynScanアライメントより格段にイイ」という認識というか思いがありますが、実際のことをいうとSynScanの方がお手軽で「だいたい写野に目標天体が導入できる」ということで、これはこれでいいんじゃないかという思いを新たにしました。

 

 今シーズンの新しい切り口はフィルタ選択と鏡筒画角です。

 

 フィルタについては、Ha線とOIII線以外の波長域はカットし透過幅も7nmときわめて狭い半値幅のオプトロンフィルタを使用してタランチュラ星雲を狙います。

 

 また昨シーズンの経験で、望遠鏡の画角が広いと両脇に見える建物を画像として読み取ってしまうので、タランチュラ星雲がギリギリ入る画角となるようにカメラ画角と望遠鏡の焦点距離を選定しています。

 昨晩の成果 

   撮影結構大変でした。
 地上近くなのでホワイトバランスが崩れ切っていて、PC画面上のスライドバーを何度も動かして、なるべくバックが黒っぽい画面になるように調整、、、この操作を30分以上続けていました。

 ちなみにこれが昨年1月にカンボジア国境地帯で撮影したもの