何気ない月の全景写真ですが、今回からカメラのレンズ回転装置を使って、月の南北方向を合わせています。
月は天空を円周運動し、かつ満ち欠けがあるので、そのまま写真を撮ると写野の中で上向いたりした向いたり斜め方向を向いたりと、その時々で向く方向が変わります。
倍率が小さなときはどちらに向いていたとしても写真フレームそのものを傾けてトリミングすればよいのですが、最近、SONY全画素超解像ズームを最大限まで使って月の撮影をしているので、撮影時にあまり考えずに写真を撮ってしまうと、現像時に月を回転させる余白がなく、月の南北方向を合わせることができません。
今回はレンズ回転装置を使って、撮影時にカメラ画角方向に月の欠け際を合わせることにおり、上記のような月の南北方向に写真フレームを合わせた写真に出来ています。
今改めて見ると、100-400㎜ズームレンズにも同様の回転装置が付いていて、、、、今まで知りませんでした。この機構は三脚で撮影する場合のものなので、私、三脚を使わない主義なので、今まで知りませんでした。
さて、本題の月面「ス」。
欠け際の中ほど、見たままの向きで「ス」が見えます。
この写真は午後9時過ぎのものですが、事前情報によれば、午後10時以降の方が、よりはっきりと「ス」が見えるようです。