12月1日に県内の市町村を単位とする地域薬剤師会の会長さんと意見交換をいたしました。

 

面談の用件は別でありましたが、最近の薬剤師会活動における会長としてのご苦労を伺いました。

特に「薬剤師会に入るメリットは何ですか?」という質問に対する答えが見つからないということと、薬剤師連盟の活動について協力が得られないことの悩みが大きいとのお話でした。

 

私もかつて10年以上、地域薬剤師会で会長をしていました。

その時代とは薬局や薬剤師を取り巻く環境が違い、活動する地域も違うので、そのまま通用するとは思いませんが、その当時同じ質問に答えたことが何度もありましたので参考にお話ししました。今でも薬剤師会について同じように考えています。

 

私が地域薬剤師会で会長だった時代、「薬剤師会に入るメリットは人と出会えることですかね?」と良く回答していました。

入会を検討する多くの方が「メリット」を求め、会費とのコスパを計算します。

そのような質問があったときに、こちらから「どんなメリットを欲しているのですか?」と伺うと「情報収集」「保険点数」「研修会・スキルアップ」などの回答が多かった印象です。

地域薬剤師会は都道府県薬剤師会や日本薬剤師会と密接な関係がありますから、情報や保険点数については必要なものがすぐに流れてきます。今やインターネットの情報社会ですから「そんなもん個人でも分かるよ!」というスキルのある方には不要かもしれませんが、巷にあふれる玉石混淆の情報の中から素早く正確な情報を取り出せる方はそう多くないと思います。

研修会等も地域薬剤師会ごとに違いはあれど、年間を通して生涯学習に必要な研修会を用意しています。特にwithコロナになってから、Web研修会が多くなりましたのでたくさんの研修会を受講することが可能です。「薬剤師会に入らなくても研修受けられるよ」「違う団体でもっと効率の良い研修受けられるよ」という方もいらっしゃいます。その通りかもしれません。

 

連盟活動についても「政治にはかかわりたくない」「会費の流れが良くわからない」「個人情報を出したくない」など様々なご意見を聞いてきました。個人の政治信条については口を出す立場にはありませんが、保険調剤が国の制度で動いている以上、議論の場は中央社会保険医療協議会(中医協)などに代表される国の会議です。

令和3年度の国の一般会計では一般歳出に占める社会保障費の割合は53.6%となり財務省からも強い締め付けがかかっています。このような状況で調剤報酬の獲得に動くなら日本薬剤師会の協議会委員はもちろんですが、協議会への議題提出の前から調整を図る国会議員の協力が必要となることは明白だと思います。

特に先の衆議院議員総選挙において薬剤師の資格を有する国会議員が2名落選するという危機的状況になりました。令和4年の調剤報酬改定では今までにない厳しい流れになると予想されます。

地域薬剤師連盟の会長さんの話しでは、最近では「医薬品の流通が改善されないならば協力も投票もしない」という意見も出されているとのこと。その薬剤師さんが、その行動をとられることで本当に医薬品の流通状況が改善すると思われているとすれば、どのような読みなのかはわかりませんが、思いと違った未来を引き寄せないことを願っています。

個人情報のお取扱いについては、薬剤師さんは女性比率が高いですから防衛することは理解できます。極論で言えば薬剤師連盟に個人情報を出さずとも票を集めていただければ良いのです。平成30年の届け出データでは薬剤師さんは全国で31万人。そのうち薬局薬剤師が18万人、病院薬剤師が5万4千人、診療所薬剤師が6千人です。合わせて24万人。すべての薬剤師さんが票になれば大きな力になります。個人情報を出さずとも職場の皆さんが一人残らず投票するようにお声掛けするだけでも同じ目的です。個人情報をいただければ投票前にリマインドハガキが届きます。

 

さて、その当時、良く聞いた問答を書きましたが、薬剤師会への入会のメリットはそれだけなのでしょうか?

「薬剤師会」は単に保険点数の取り方を教示したり、薬局や薬剤師の行動を規制したりする役割ではなく、薬剤師の職能を創り、薬局の社会的役割を創る団体なのではないでしょうか?ということです。入会のメリットは薬剤師の職能を一緒に創り、薬局の社会的役割を一緒に創れることなのではないか?ということです。

「忙しいからできない」「そういう面倒なことにはかかわりたくない」「会社に聞かないと決められない」という声をたくさん聞いてきました。

ご自身の資格に関係する活動を放棄して、資格の未来を創る金銭的・時間的投資をされない方が増えてくると、薬剤師の未来はどうなるのでしょうか?

実際に、そこにメリットを見い出してこなかった結果が現状なのではないでしょうか?

 

「忙しいけど」「面倒だけど」「自分で決めて」地域をまとめていらっしゃる会長さんに改めて敬意を表すとともに、そういう会長さんは一緒に行動してくれる、あるいは今は忙しいとしても未来に投資してくれる仲間を求めていることを申し添えておきます。

 

 

私が地域薬剤師会で会長だった時代、「薬剤師会に入るメリットは人と出会えることですかね?」と?をつけて回答していました。

それに価値を見出すかどうかはそれぞれの薬剤師さんにかかっています。

 

活動報告ブログなので淡々と記録を残すところですが、たまには考え方を記しておきます。

 

 

 

 

 

12月1日は15時から県民健康センター会議室にて埼玉県学校保健会常任理事会でした。

埼玉県薬剤師会からは会長が副会長として、根本常務理事が常任理事として参加します。

常任理事会の構成は会長が埼玉県医師会の会長さんです。副会長が、埼玉県医師会の副会長、埼玉県歯科医師会、埼玉県薬剤師会、埼玉県都市教育長協議会から輩出。常任理事が、埼玉県歯科医師会、埼玉県薬剤師会、埼玉県保健所長会、埼玉県中学校長会、埼玉県養護教諭会、埼玉県PTA連合会、埼玉県高等学校PTA連合会、埼玉県健康長寿課、埼玉県疾病対策課、埼玉県教育局保健体育課から輩出されています。

 

この日の議題には「令和3年度埼玉県学校保健会表彰被表彰者について」があり、学校保健に功績のあった被表彰者の受賞が決定されました。学校薬剤師は6名の方々、また常任理事会副会長としての功績から、鯉渕先生の表彰が決定されました。誠におめでとうございます。

令和4年1月に行われます埼玉県学校健康教育推進大会にて表彰式が執り行われるとのことで受賞の皆様には後日連絡があるとのこと。

 

学校薬剤師の皆様のご活躍が表彰という形で評価されることは喜ばしいことです。

 

 

 

 

 

令和3年11月の会長の動きをまとめておきます。

 

2日 埼玉県社会福祉大会(埼玉会館)

2日 面談・執務

3日 第27回埼玉県薬剤師会学術大会

4日 埼玉県クラスター対策代表者会議(web)

8日 埼玉県議会 福祉保健医療委員会 委員長と面談

9日 執務

11日 審査委員・社会保険委員2者懇談会・社会保険委員会

12日 さいたま市薬剤師会と面談

12日 支払基金運営委員会

16日 正副会長会・常務理事会・理事会

24日 執務・面談

24日 薬剤師連盟総務会

26日 埼玉県病院薬剤師会講習会