ボデガス・ラ・シガレラ(DOヘレス) | 毎日スペインワイン

ボデガス・ラ・シガレラ(DOヘレス)

毎日スペインワイン ラ・シガレラのある町は、シェリー三角地帯の町のひとつ、サンルーカル・デ・バラメダ(以下サンルーカル)です。ユネスコの世界遺産認定を受けたドニャーナ国立公園の入り口の町で、グアダルキビール川が大西洋に注いでいる河口にあります。


サンルーカルのシェリーの特徴は、サンルーカルで作られるフィノタイプのシェリーを「マンサニーリャ(マンサニージャ)」と呼ぶこと。シェリーの原産地呼称の正式名称は、Jerez-Xeres-Sherry, Manzanilla Sanlucar de Barrameda (ヘレス、ケレス、シェリー、およびマンサニーリャ、サンルーカル・デ・バラメダ)という長いものになります。


ラ・シガレラ社は創業が1758年という古いボデガで、現在はバルセロナ出身の創業者から数えて9代目に当たるイグナシオがボデガの管理、運営を任されています。


毎日スペインワイン ボデガの入り口を入るとパティオが目に飛び込んできます。パティオのある、そしてタベルナと呼ばれる立ち飲みバルがボデガの中にあるのもとても珍しい。この日は、親戚の女の子のプリメラ・コムニオン(聖体式)のパーティーがあるそうで、テーブルも椅子もきれいに飾られていました。


毎日スペインワイン サンルーカルの町は海に面している為、寒暖の差が少なく、一年中を通して温暖な気候です。フロールの生育もヘレスやエル・プエルトと比べて一番発達しています。


毎日スペインワイン 説明をしてくれているのが現オーナーのイグナシオ。


毎日スペインワイン パティオもですが、ボデガの内部もこじんまりとして可愛らしい。


毎日スペインワイン この部屋は、先祖代々伝わるシェリーを保存しているサクリスティアという所。鍵がかかっているので、普段は入ることが出来ません。長期熟成させたアモンティリャードが絶品でした。


サンルーカルの特徴は、フィノタイプのシェリーをマンサニージャと呼ぶと書きましたが、もうひとつは、カーニャと呼ばれる竹の様な道具を使ってベネンシアをすることです。ヘレスやエル・プエルトはステンレスのカーニャを使っているのですが、何故かサンルーカルではこのカーニャを使います。


毎日スペインワイン ラ・シガレラではシェリーの量り売りも行っていて、近所の人たちが空き瓶を持って買いに来ていました。地元に溶け込んだボデガだなぁと思いました。


サンルーカルの海岸線にバホ・デ・ギアという地区があります。魚介類専門のレストランがたくさん並んでいます。ボデガ見学が終わってから食事に行きました。


毎日スペインワイン イグナシオにおすすめレストランを聞いたら、こちらのミラドール・ドニャーナを紹介してくれました。


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とても美味しいお料理の数々!勿論、マンサニージャ・ラ・シガレラをいただきました。



スペインワインの輸入販売をしています。


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