年末に渋谷のホームレスが
公園から追い出された話。
本当に気の毒なことだ。
餓死者のニュースなども
これが本当に日本かと
思うほどだ。
日本のやり方を
批判するために
外国ではこうだという
ツイートを見かけるが
スペインの場合について
「あり?」な箇所があったので
ワタシ的に補填というか。
さてスペイン経済は
失業者数で言うと
2013年12月には
バブル崩壊後初めて
減少、となった。
2011年12月の組閣から
ラホイ首相は、これから1年は
更に厳しい年となるだろう、
続く1年も楽観を許せないだろう、
2年後以降スペインは
上向きになると述べていた。
(そりゃそうだ… フェリペ・ゴンサレスの
残したひどい不況のスペインを
アスナルがどんどん引き上げて
バブルにまで持ち上げた、
その絶好調のスペインを
サパテロが破壊しつくしたんだからな。
不況時にも有効な手立てを取らず、
責任逃れの保身ばかり、
党はばら撒き・公金横領・汚職、
失業者の数がうなぎ上りなんで
オトモダチの労働組合が主催の
職業訓練コース受講者は失業者の
数に入れないとか数字の操作やったり…
不況の兆しが見え出したというのに
これは不況じゃない減速だ、
明らかに不況でもこれは停滞だといい続けた
口先ばっかりの八方美人の
破壊の後を受けたんじゃ
スペイン復興に時間もかかるさ。
それを正直に時間がかかると
言うだけずっとましだし
実際言った通りになってきている。)
あぁいかんいかん、
ホームレスの話だった。
つことで経済は段々と
回復の兆しは見せているものの
まだまだピラミッドの下まで
その恩恵は届いていない。
かろうじてまだ
大家族意識の生きている
スペインだからこそ
年金暮らしの親のところへ
家族まとめて転がり込んで
一家離散や路上生活を
免れられている。
しかしホームレスがいるのも
現実で。
こういう人が公園で生活を
始めるかと言うと… 否。
公園は実はちゃんと
開園・閉園時間というのがあって
(少なくとも大きな町では)
夜●時になるとガッシャンと
門が閉じられるのである。
当然中にいる人は
外に追い出される。
公園は住むところじゃないと
最初から徹底している。
それではホームレスはどこへ行くのか。
避難所というものは当然ある。
某ツイートで見て「?」だったのが、
スペイン政府を持ち出していたこと。
ご本人はあまり細かいことを言っても
スペイン以外の国の人には分かり難いから
軽く言っただけなのかも知れないが、
路上生活者の対応などは
スペインの中央政府ではなく
もっと下、市町村レベルで行われる。
なのでこの避難所というのも
市役所の管轄で運営される。
市営のほかに
教会が運営するもの、
赤十字が運営するもの、
個別のNGO、など。
しかし当然ホームレス全員を
収容できるベッド数はない。
そんじゃどこに寝るかというと
道・ATM小屋(で寝て殺されたホームレスも)・
空家(いわゆるオクパ)・自分でダンボールや
トタンかき集めて空き地に建てた掘っ立て小屋など…
他人の土地に
勝手に建てたバラックなどは
周囲とのトラブルが増えれば
当然撤去となる。
人道的に他の住居を提供して
立ち退きに同意を求めることもあるし
人権擁護者が撤去を妨害することもある。
しかし基本は撤去である。
自分の荷物を纏めることさえさせなかった
渋谷の件は非道にも余りあるが
土地の不法占拠は不法占拠、
持ち主の権利も無視するわけにはいかない。
いい悪いはともかく
そういうもんである。
それからスペインでも
炊き出しというか
無料の食堂もある。
これまた市役所、教会、赤十字、NGOが。
comedor económico、comedor social、
comedor benéfico、comedor popular、
comedor para pobres など
色々な名称でやってる。
供する食事はこんな感じ。
何かタッパに入れて
お持ち帰りしようとしてる人も
いますけどww
見て分かる通り、
当然贅沢な食事ではない。
それでもスペインの食事スタイル通り
1皿目・2皿目・パン・デザートになる。
ここに行けば飢死にすることは
少なくともない。
ただ不況のあおりで
企業からの寄付も少なく
こういう無料食堂も経営危機に
陥っている。 一日何人までと
決まっていれば、朝のうちから
食堂前に行列が出来ることになる。
しかし… こういう無料食堂へ行くのは
それまで普通の生活をしていた人には
耐え難い屈辱なのだ。
空腹に耐えながら他の手段を探す人も多い。
微妙に安い大学の食堂や、
子供の食事が1ユーロのイケアが
受け皿になることも往々ある。
(大人がメイン一皿をとれば無料に
なることも)
あるイケア店舗ではせめて子供にと
毎晩来て食事させている家族もいると言っていた。
その他、赤十字や教会、NGOが
食料を配ったりもするんだが、例えば
Operación Kilo (1キロプロジェクト、みたいな)
という食糧配給のための活動を
スーパーなどの出入口で展開している。
こっちでは米や豆類は
1kg入りの袋で売っているため、
あなたのお買い物の中から
乾物や缶詰を寄付して下さい
というものだ。 これも大人が買い物客に
事前に寄付用の袋を渡そうとしても
あまり効果が上がらないからと
小さい子供に袋を配らせたりして
人情的に断りにくくしていることもwww
あとこれも前に書いたかも知れないが
少なくともフランコの時代までは
外食業のバルやレストランに
貧しい人が「食べ物を」乞うて来た場合は
最低でもパンと水を与えるのを
拒否してはならないという法律があった。
(金はアウト。 飲んだくれたりするし)
そんな感じで
スペイン人は概ね
「明らかに自分より下の」弱者に対しては
とても優しい。
しかしそれに付け込んで
利用するヤツもいるわけで…
10月のニュースだが
無料食堂の順番待ちの間に
ポーランド人の青年が
栄養失調で死亡したところを
録画したというので追い出されたのがいる。
8月から避難所に住み着いてたこいつ、
スマホ持ってたわけね…
ワタシだって持ってないのに…
その上「あそこの食堂はひどい、
ビデオはこんなひどい扱いを
受けているんだと世間に知らしめるために
撮ったんだ、あそこのは
食事というよりお恵みレベルで
空腹に耐えかねる、だって
昼食と夕食の間にオヤツすら
出してくれないんだぜ」…
盗人猛々しいにも程がある。
またワタシは教会運営の団体に
古着や食料を持って行ったこともあるが
「モノよりお金の方がいいのよね」とか
「もう古着は十分だからもう持ってこないで」と
言われたこともある。 そのくせ
賞味期限の切れた有名メーカーの
チョコボンボン(未開封)を持って行くと
もう満面の笑みで、内情を知った人によると
「あぁ… そりゃシスターのおやつに
なったね…」
また食料品を集めて貧者に配る組織で
ボランティアで働く連中の中には
集まった食品をちゃっかり自分用に
取り分けて、ということも。
また、食料配給の窓口が
市内に多数あるところでは
1日一人一袋、という制限があっても
複数の窓口を駆け回って
割当以上を手に入れる輩も。
立ち退きの話にしても
最初から撤去に際しての
代わりの住居か賠償金を
もらうことを目当てに
もうすぐ撤去の場所に
一族郎党人数分の
掘っ立て小屋を建てて
賠償金ウン百万をせしめて
金々満々ジャラジャラの
乞食野郎もいる。
総括。
つい昨日かな、有楽町火災で
立ち往生の新幹線のグリーン席を
可哀想な子供やお年寄りに
解放してあげたらで炎上してたが
周りのお情けに感謝する人ばかりなら
そういう特例も良かろうが、
「年寄りって何歳からよ!1歳違いなら
アタシもグリーン席に乗せなさいよ!」
「アタシは妊婦よ!妊婦に座らせないつもり!」
「子供だけ行かせるわけに行かないでしょ!
アタシもグリーン席に(ry」
というのが出てくるから
人の情けも痛し痒し。
全く情けない世の中である。