ワタシは元々そんなに
バナナが好きなわけでもないんだが
plátanoとbananaの違いというので
検索してくれた方がいらしたんで
書いてみる。

ネットで見ると
アメリカではコレコレ、
南米ではコレコレと
色んな説が入り乱れている。
スペインと南米では
ほぼ同じものを違う名前で呼んだり
ということはよくあるので
混乱を排除するために
この話はスペイン限定で。

まずどこの青果店ちゅうか八百屋でも
Bananaとplátanoの
2種類売っている。
Bananaは大抵キロ1ユーロくらい、
Plátanoはキロ1.70ユーロくらい。
両方ともバショウ科の植物だが
片方はacuminata種、
もう片方はbalbisiana種で
分類上少々違うとのこと。
そう言えば形も
プラタノの方が先が丸っこい。
(しかし日本でお馴染みの
キャベンディッシュのような
先の尖った形でプラタノと札が
ついてるのもあるから
形で差をつけるのはちと疑問)

しかし実際にプラタノが
何を売りにして倍近くの値段になってるかというと、
味。 なのだそうだ。

安いバナナは大抵南米からの輸入もん。
高いプラタノは国産。
国産で輸送費もかかってないのに
なんで高いねん、という話だが
バナナは青いまま収穫して
店に出すまでに倉庫やらで
熟させる。
プラタノの方は国産、つまり
輸送に時間のかからない近距離で
積み替えやら何やらであまりいじらないから
実を傷めることもないんで
木(ほんとは草)で熟すまで待ってから
収穫している。

その差が如実に味に出る。
ワタシは大抵食いでのある
大振りなバナナばっかり買ってたんだが
こないだ店にプラタノしかなかったんで
買ってみたら… あ、確かにちょと違う。

バナナは熟れるまで待っても
何だかこう… さっぱりした感じなんだな。
プラタノの方は甘みが強いというか
味わいがある。

解説によると、
バナナよりもプラタノの方が
繊維・たんぱく質・カリウム・リンが
多いのだそうだ。 栄養的にも優れてるんだね。
プラタノの方が和名イトバショウと言われるのも
皮がバナナより繊維質(←主観)だからかも。

で、実はこの2つのほかに
カルフールなんかの大型スーパーに行くと
エキゾチックフルーツコーナーなんてのがあって
そこではあまり食べないような
金柑・しょうが・タマリンド・ユッカなどが
置いてあるんだがね。
そこにもう1種類バナナっぽいのが
売っている。

これは房じゃなくて大抵バラして
売っている。 これもバショウ科はバショウ科なんだろうけど
生食用じゃなくて調理用と言われる
バナナなんだね。 
生食用バナナ(熟れるほどデンプンが糖分に変わる)と違って
こっちは熟れるほどデンプンが多くなるそうだ。 
まぁイモ感覚のバナナってことだろうかね。
例えばユッカなんか、これモロに木の根っこという
固さだったりするが、小さく切って
焼いたり揚げたりすると
ポクポクして何ともウマイ。
調理用バナナもそんな使い方をするんだろうね。
この調理用バナナがまた
南米でバナナと呼ばれるとかプラタノと呼ばれるとか
アメリカじゃそれを引き継いでどう呼んでるこう呼んでると
ややこしいことになるから面倒なんだな。

というわけで
ワタシん家でバナナを見つけると
ワタシより喰う連れがいるんだが
こいつは小さい頃は
皮ごと食ってたそうだ…
さ、サルでも皮むくってのにオマエは…orz

【追記】

港で荷揚げ作業やったことが
ある人が言ってた。
「カナリア諸島からplátano来てたね~
でもバナナの房まだ青い青い
全然熟れてないヤツだったよ~」
木で熟れさせてないんじゃん… orz

ついでに
カナリア諸島やマデイラ諸島、
カリブ海付近のバナナ・プラタノ
生産者組合みたいな
ページ見てると
一番左のプラタノ はやっぱし
右二つのバナナより丸っこいね。
バナナは水分が少なめで
炭水化物か多く乾いた感じ、
プラタノは水分が多めで
炭水化物が微妙に少ないから
食感しっとりなんだそうだ。