前回の投稿から
あっという間に数ヶ月。
今日はスペイン一のボンクラが
やっと退陣表明。
ま、前倒しの総選挙の
日程を発表しただけなんだけども
阿呆の党が負けるのは必至だから
事実上退任を表明したも同じ。
恐らく夏休みを心安らかに
過ごしたかったんでしょう。

日本のボンクラどもも
さっさと退陣して
もっと本当に国を憂う人の手に
国の行方を委ねるべきですね。
そうして
美しい日本がが一日も早く
震災の傷から立ち直り
これ以上の無駄な
被曝被害が増えないように
祈ります。

と言いつつ夏だ。

スペインではかなり以前から
西サハラの7~12歳の子供を
夏の間だけ里子として受け入れる
慈善プログラム がある。

里子というと少々違うかな、
かつてのスペイン領の
西サハラの子供たちを
夏の間だけスペインに連れて来て
思い切り楽しく
過ごさせてやろうと言う
優しいんだか酷なんだか
分からないプログラムである。

一見優しいこのプログラムからは
一度ならず、
受け入れてくれた家庭から
貧しく苛酷な環境の実家に
戻りたくないと泣き出す子供が出ており
その度に
子供の実親と受け入れ家庭の間で
いざこざが起きている。

誰だってそうだ。
生きてる周りは砂ばかり、
水も家も娯楽も教育も
ないような環境から突然、
延々と歩いて汲みに行かなくとも
水道からあふれるきれいな水、
壁のある涼しい家、
おいしい食べ物、
楽しいおもちゃ、
みたこともないほど大量の
水でいっぱいのプール、
そんな環境に
夏の2ヶ月だけ身をおいて、
夏が過ぎればまた
元の悲惨な環境で10ヶ月、
唯一の夏の楽しみがある
そんな数年間が過ぎて12歳になり
来年からはもうこのプログラムに
参加できないと知らされれば、
そして実家に帰れば
勝手に親に決められた男のところへ
嫁がされ、下女のような一生を
送ると分かっていれば、
そりゃぁ最後の夏に
受け入れ家庭から帰りたくないと
泣くだろうよ。
実の親兄弟を捨ててでも
残りたい子っているわけだ。

それで大抵受け入れ家庭ってのは
毎年同じ家庭が
同じ子供を受け入れる。
それで数年に渡って同じ子を
受け入れていれば
愛着も沸くってんでね。
協力しちゃうんだよね。
この子は自分たちの家庭で
引き取るっつって。

ワタシもこれ
1日だけ体験したことがある。
里親登録もしてないワタシが
実行組織の手違いで
到着する子供を空港へ迎えに行き
翌日本来担当すべきだった
里親に受け渡すということになった。

前の年もその里親のとこへ
行っていた子は
目を輝かせて空港から出てきたが
引き取るのがワタシと知ると
あっという間に顔を曇らせ
全く一言も話さなくなった。
そりゃぁまぁ分からんでもない。
独身一人暮らしで
子供の扱いなんぞ
全く知らない東洋人に
いきなり迎えに来られたら
そりゃぁびっくりするだろう。

こっちはアラビア語もベルベル語も知らないし
相手もスペイン語なんか分からないから
意思の疎通が出来ない。
ずっと黙ったまま、時々
ぽろぽろと涙をこぼし
前の年の里親の名前をつぶやく。
明日ね、明日迎えに来るから、
明日だからと言うても
分からないんだか信じないんだか
絶望的に悲しそうな目で
ただぽろぽろと涙をこぼす。


いやーあれは本当に大変だった。
可哀想で何とかしてやりたいんだが
全くなんともならないし
頭抱えたもんです。
本来の里親が電話してきて
何度も何度も言って聞かせたら
やっと少し安心したのか
ほんの少し微笑むようになった。


で、翌日やっと迎えが来て
嬉しそうに引き取られて行き
その後の滞在中、
テレビや雑誌やで
東洋人の顔を見ると
あっ! これ、めも!
と、私のことを思い出して
くれてたんだそうだwww。

昨今のスペインは
失業率が20%を超え
(しかもこれは
政府の数字の操作で出てくる結果。
本当の失業者の数は
こんな数字どころではない)
政府の無策のおかげで
普通のスペイン人が
普通の生活を送ることさえ
至難の業となっている。

今年の夏、
何人の西サハラの子供たちが
天国を垣間見ることが
出来るのであろうか。



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