せっかくだから
前回の細く、じゃない補足。
名前の件ね。
子供が生まれて
役場と教会に届けるわけだが
聖人の名前じゃないと
受け付けてもらえなかった
時代もあった。
例えばスペイン内戦で
共和制側についてた男に
子供が生まれ、
思想犯として投獄されていた彼は
願いを込めて娘に
Libertad 自由、 と
名付けた。
そして母親が教会へ
洗礼に連れて行くと
教会の坊さんから
「だめですよこんな名前。」
そして親が取った苦肉の策は
教会の登記簿には Pilar で、
役場には Libertad で登録。
普段の生活では
親は娘を Pilar、と呼んで
暮らしていた。
そうしなければ
治安警察に引っぱられて
拷問投獄、という時代だった。
十数年後、
子供は成長し
結婚することとなり
そこで自分の戸籍を初めて見て
自分の名が
Pilar ではなかったことを
発見するのだった。
そんな戦中戦後の話だけでなく
結構最近まで
名前の登録については
ごちゃごちゃ言われていたそうだが
さすがに最近は
キリスト教以外の外人も増え…
というより、
世界でも最下位に近い
出生率のスペインを
老齢化と若年層の税金負担から
救ってる救世主は
違法を含めた外国からの移民。
スペインで生まれれば
スペイン国籍がもらえる、
子供がスペイン国籍なら
親兄弟親戚も
スペイン国籍がほぼ無審査でもらえる、
というので、
わざわざ臨月になるのを待って
アフリカからボートで
ジブラルタル海峡を
渡ってくる妊婦の多いこと。
閑話休題。
そんなわけで
スペイン人じゃない
色んな色、いや宗教の
子供がバンバン生まれてる
わけだね。
病院の産科なんか通ると
そこらうろうろしてる
生んだばかりの女性陣、
南米やらアフリカやらの
外人ばっかりだ!!
そんな連中に
キリスト教の聖人の名前をつけなきゃダメ、
という説法が通るわけがない。
まず言葉通じねーしwww
言葉通じないで思い出したが
偽装結婚てあるじゃん。
居住許可なり国籍なり
もらうために結婚するっての。
そういうケースが増えてるから
役場も事前に面接すんだね。
そこに、
結婚したいんです、
愛し合ってるんです、
というカップルが
面接に来た。
会ってみると、
間に通訳がいないと
会話も出来ない二人だったとかwww
ちょっとそりゃあんまりだったねwww
だからー
何の話だっけ。
あぁそう名前ね。
脱線してばっかで忘れちったよw
そういう外人ばっかだから
以前みたいな窮余の策、すなわち
聖人の名前とダブルの名前、
女の子だったら手っ取り早く María ナントカ、
そういうこともさすがに今は
強要しなくなったらしい。
でもせめて
悪魔ちゃん、みたいなケースが
出てこないように
それぞれの母国の大使館から
変な名前じゃないと
一筆もらって来い、という
指導方針になってるんだそうだ。
(注・スペインの役場は
場所ごとに方針がまちまちだから
これから子供産む人は
自分とこの役場で聞くよーに。)
スペイン人、
ちゃんとキリスト教信者、
であっても
名前は随分自由化、については
こちら参照
。