さてではメーカーが
何と言ってるかであるが
例のタイヘン親切であった
El Mesias 社
。
『 私達の村以外にも
スペインのあちこちで
作られているものですので
ここでお話するのは
わが社の製品に限っての
こととなりますが、
ポルボロンは楕円形でマンテカドは丸、
ポルボロンには粉砂糖をかけますが
マンテカドにはかけません。
(ただしチョコ風味のマンテカドの時は
粉砂糖をかけることもあります。)
ポルボロンは必ずアーモンドが入りますが
マンテカドはアーモンド味の
ものでなければ普通は入りません。
ポルボロンとマンテカドの生地は、
小麦粉、砂糖、ラード、シナモンと
ベースは同じですが、それ以外に
ごく少量加える添加物が
何を作るかによって変わります。
例えばポルボロンには
スパイス(クローブ)やレモンエッセンスなどを、
マンテカドにはフレーバーによって
ココアその他を加えます。 』
3回言ったら伝説について
簡素極まる返事をくれた
La Antequerana 社
の返事は
もっとダイレクト。
『ポルボロンの生地は
マンテカドと同じです。』
だからね、同じなんだってさ。
前々回
書いたじゃん、
マンテカドにはフレーバーがあって
ポルボロンにはそういうのないって。
それはつまり
マンテカドの
バリエーションの中の一つとして
ポルボロンがあるからなのだね。
マンテカードの一種なんだね、
ポルボロンは。
もう一度、ネットで言われる
マンテカドとポルボロンの
違い
というものを
吟味してみると、
習慣や、形や、包み方や、
上に何かが降りかかってるか…
程度の差ばかりで、
味や食感に大きな差を
作るようなものではない。
別物となりうるような
原料の違いは
アーモンドプードル
卵白
小麦粉を焼いてあるかどうか
くらいなもの。
実際にどんな原材料を使ってるか
ちょっと比較が完璧じゃないけど
手元にあるモノで見てみよう。
アメリカ資本になっちゃったけど
菓子パンメーカーMartínez 社の
"伝統のアーモンドポルボロン"は
- 小麦粉(焼いてあるかどうかは不明)
- ラード
- 砂糖
- アーモンド(7%)
- シナモン
- レモン香料
- 酸化防止剤(E-320, E-330) ←BHA、クエン酸
次、El Santo 社の
マンテカド、ココナツ味。
- 小麦粉(焼いてあるかどうかは不明)
- ラード…ローズマリーエキス入
- 砂糖
- ココナツ(6%)
- 酸化防止剤(E-320, E-330) ←BHA、クエン酸
風味用食材以外は
おんなじだよね…
んじゃま最後に、
(少なくともアンダルシアの)
マンテカドやポルボロンが
どんな風にして作られるようになり
流通するようになったかという話を
ネットで見つかる範囲のもので解説、
そこで
小麦粉を焼くだの何だのといった
材料の話にも言及出来るかな。
つづくのだ。