ちょっと間に
他のエントリ入れちゃったけど
しつこくポルボロン がらみの話。

スペインに到着して結構すぐ
留学中の才女とつるむようになった。
彼女が行動力のある子で
ネットみたいな強力な
情報ツールなんぞない時代、
うっかりすればついダラダラと
過ごして終わりになりそうな
スペイン暮らし、
この才女のおかげで
あちこち動き回ることが出来た。

その一つが
ポルボロンを始めとする
伝統的クリスマス菓子の製造で
スペイン全土に名を馳せている
エステパ村。

世界に知られたシェリー酒でさえ
ボデガ1つしか
見学ルートのなかった時代、
エステパ村に
きちんと見学客を受け入れてた
工場があったのかどうかは知らない。

ワタシ達は車でダーと
村まで行って、飛び込みで
「作ってるとこ見せて下さい。」
なんてやってたんだな。
色々な機械が動いてるラインや
1つ1つポルボロンを
手で包んでいるところなんかを
間近に見せてもらった。
時には家内工業的に
がらんどうの大きな倉庫のようなところで
分業ラインに分かれず
やってるとこもあった。

見学した大きな工場では
東洋人の見学客を面白がって
お菓子を紙に包んでるお姉さんが
ほら、1こ食べてごらんなんて渡してくれることもあり、
それがそこら中のラインで繰り返されるもんで
各種のお菓子で両手が一杯になり
連絡もせず勝手に見に行ってた我ら
恐縮して頂いたものである。

エステパは
クリスマス菓子の製造で
経済が成り立ってる村で、
一年のうち秋から冬の
最後のほんの数ヶ月が繁忙期。
昔は小ぢんまりしていた村も
かなり発展して、
周辺部には新興住宅街なんかも
出来て来てる様子。
きっとネットなんかのおかげなんだろうね、
輸出とか増えてるんじゃないかな。
最後に行った時には
博物館まで出来てたな。
これは製造業者のひとつ
La Estepeña という会社の
私設博物館で、
工場直販というか
店頭販売というか
博物館の中でこの会社の
お菓子が買えます、というもんだったな。

で、このクリスマス菓子、
年末になると
大学生なんかが
小遣い稼ぎだか
卒業旅行費用だかを
稼ぎ出すために
詰め合わせセットを
いりませんか~と売り歩くんだね。

でもな~
1kg入りの詰め合わせなんか
どうすればいいっての。
激太り間違いなしだし。
あんな素朴すぎる素朴な
甘くて熱量たっぷりのお菓子は
昔ならともかく
現代人の舌にはあんまり
合わないってか、
そんなにたくさん食べたいってもんじゃ
ないんだよね…

伝統のモンだから
クリスマスになりゃみんな
義務のようにテーブルに出すけど
(ほとんど正月のお節感覚)
一口食べたらもういいや、
ってなもんで、
必ず1月6日で正月終わっても
テーブルに残ってるもんだ。

短期滞在とか一人暮らしとか
ちっと味見してみたいだけ、
だったら
スーパーのバラ売りで
買うのが手軽でいい。
自分の好みのフレーバーだけ
買えるしね。

企業ももう
そういう現代人の傾向に合わせて
Turrón なんかはもう
ミニミニサイズを作って
更にアソートの
ミニミニパックを売り出してる。

ポルボロンじゃないけど
マンテカドなんかも
ラードの代わりにオリーブ油とか
糖尿の人用(ダイエッター用?)に
ノンシュガーのを作って
売っている。

材料変えたり
砂糖減らしたりして
伝統の味を変えなくても
Turrón みたいに、もしくは
日本みたいにw
ポルボロンも小さく作れば
もっと売れるかも知れないのにね。



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