さて前回のエントリ では
たった一つの単語、
しかも母音が日本語と同じく
たった5つで
発音的には日本人には
何ら難しいところのないはずの
スペイン語の単語に対して
いかに様々な表記がされているかの
考察のさわりだったわけだが

(引き続き画面を
200%に拡大して読んでね)

何でこんな事になってんのか。

まずは原語で。
単数形: polvorón
複数形: polvorones

これをカタカナ表記にすると
単: ポルボロン
複: ポルボロネスまたはポルボローネス。
前回のエントリで
緑色・太字でマークしたヤツね。

今やスペイン全土で賞味される
お菓子であるにも限らず、
どうも そもそもの発祥の地
アンダルシアの方言の
発音にこだわって、
複数形の最後のSに
あたる部分「ス」を抜いて
書いた人がいたんだろうか、
「ポルボローネ」が出て来た。
かろうじて許容範囲かなってんで
前回のエントリでは
緑色・細字。

さて標準スペイン語を
カタカナ表記にした
複数形の「ポルボローネス」。
スペイン語を知らない人が
見間違えたんだろうか、
「ポルボロネース」に変化、
もしくはもう直接、「…ーネス」を
何となく耳慣れた「…ネーズ」と勘違い、
「ポルボロネーズ」が加わる。
更にまた
イタリア語あたりと勘違いしたんかね、
「ポルボロネーゼ」が加わる。

この辺になるともう
「ポルボローネは
ポルボロンとも呼ばれています」
なんて、何か良く分からない
断定をしてしまうWebも
出て来る。

そこに、
ネットなんぞで見て
ホだかポだかボだか
確認せずに、
自分の主観で読み取ったままを
また自分のブログなどで
書いちゃった、 とか
単なる書き写し間違い、 とか、
ドイツとかフランスとかで
スペイン菓子として
売ってたものの
現地での名前を
カタカナ表記で書きました、 みたいな
もうありとあらゆる
表記が見つかるね。
前回でも全部は網羅してない。

しかし今 日本じゃさぁ、
漢字で書ける中国人や
韓国人の名前なんかでも
ニュースで読み上げる時には
出来るだけ原語の響きに近い
カタカナで読んでるわけだよね。
今時「きんだいちゅう」とか言うても
若い連中は誰のことか知らん、みたいな。

そんならさぁ、
スペインの菓子と分かってるなら
出来るだけスペイン語の発音に
近いもんで行こうよ。
更に、ワタシの
個人的な好みとしては
単数形で。

まぁ、こんな
ありとあらゆる勘違いが
蔓延する状況でも、
少なくとも前回の
Google検索では
原語に近い単数形の「ポルボロン」が
一番多くヒットしてたのが
せめてもの慰めだったけども。

(あのヒット件数も
Googleの性格上
ヘンな書き方しても
『もしかして』で推奨した
その件数まで入れてくれちゃってたり、
スペイン菓子と
全然関係ない
“ピアノをポロンポロン”
みたいなもんまで
入ってたりするから
一概に数字だけで
間違い頻度や傾向を
判断も出来ないんだけどね)

…ってわけで、みなさん…

ポルボロンだよ~~!!

つづく…



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