連休である。
11月1日の諸聖人の祭日が
日曜日と重なるので
2日月曜が代休となり
土・日・月の三連休。

こんな連休前の金曜日の
労働意欲は著しく低下。
不況でリストラの嵐が
吹きまくってるのに
自己判断で連休を1日
増やしちゃう人もいるようで、
今朝は『日頃の渋滞はいずこ』状態。

で、数年ぶりに
昔仲良くしてた
かわい子ちゃん二人と
会って来た。
10年前はかわいらしい二十代だった二人も
今や立派なお姉さん。

一人は失業中、
もう一人は高校の先生
やってるそうなんだが、
こっちも(「も」って言っていいのか)
公立校の荒れ方はひどいらしい。

で、どんな生徒かを
推察するのに
結構役立つ指針が
名前なんだそうだ。

いわく、
Kevin
Deivid
Maikel とか Maicol
Braian
Ashley
Yeremi
Yosua
Yenifer
Emili
Yesica
Yenni
Pamela

スペイン語読みすれば分かるが、
全部英語の名前なんだよね。
それをスペイン語発音の
つづりにして書いてるのが
すっごくイタイ。
大体こういう子供らの親は
見なくてもどんなんか
分かるんだそうだ。
日本のDQNと同じだねぇ。

しかし変われば変わるんと言うか、
あれは90年代終わり頃だったかな、
当時付き合いのあった
ドイツ人のシングルママが
ここスペインで出生届を
出そうとしたら
却下された。

理由は、
「聖人の名前じゃない」。

こっちは、ミドルネームというのじゃないが
名前を複数つけても構わない。
(“パブロ・ピカソ 名前”でググってみそ)
以前も書いたけど
母親の名前をそのまま受け継ぐとか
お祖母ちゃんの名前をもらうとか
あるわけだね。
で、その際当然
例えばダンナ側の母親から
「何でヨメの方の
お母さんの名前なのよ、
あたしはどうなるのよ」
なんて文句が出て来る。
ええいそんじゃ両方つければ
文句ないんだろ!! で、
寿限無みたいなことに
なるんだね。

いや何か話がそれちゃった。

それで、どうしても娘に
ダメ出しされた名前をつけたかった彼女、
どうすればいいのかと聞くと

「マリア・ナントカという風に
聖人かキリスト教の名前をまず先につけて、
後に希望の名前を持って来た名前にしなさい」 と来た。

ま、これは出生届を受理する
係員次第ってとこも
多分にあるけど、
とにかく普段は
ナントカって名前だけでいいから、
免許やパスポートなど
きちんとした書類には
マリア・何とかで行きなさいってことに
なったんだね。

しかしまぁ生粋のスペイン人に
こんなYeniferなんて
聖人と関係ない名前
つけていいんだったら、
一応 政教分離してたけど
大半がカトリックだったスペイン、
大分自由化して来たってことかな。
それともやっぱりまだ
役所に行って書類見れば
José Yeremi とかの
ダブルネームになってんのかな。

ともかくこんなDQNネーム、
スペイン人自身 良識ある人は
絶対、変!! と地団太踏んで
嫌がってるけどね。



スペイン メモ帳-人気ブログランキング