なだらかな傾斜地にある公園の長い階段の下で、4ー5歳の女の子が、走っている。
クルクルと小さな円を描いて回っていて、ミズスマシのようだ。
息を切らせているが、楽しくてしょうがないようで、一向に止まる気配がない。
長い階段から、両親にはさまれて、2歳ぐらいの女の子が下りてくる。
両親の手にぶら下がるような格好で、その表情は真剣だ。
この子の身長からすると、階段の段差はかなりのものだ。一段一段に全力で取組んでいるのがわかる。
階段の踊り場に来たところで、父親が抱え上げようとしたが、女の子は、階段の行く先を見据えて、拒否し、再び階段を下り始めた。
二人の女の子に刺激されて、私もいつもより真剣に長い階段を登り始めた。