わたしはカモメ電車の車両の真ん中当たりに立っていると、席が空いて、女子高生が座った。彼女はカバンから、⒌00ccのジュースのパックとスマホをとりだした。大きなカバンを膝の上におき、その上に、ジュースをうまい具合に固定した。そして、スマホを両手で操作しながら、器用にストローでジュースを飲み出した。混んだ電車の中で小さくまとまってうずくまっている。彼女は、スマホを熱心に操作し、任務を遂行していた。まるで宇宙飛行士だなと、ぼくは思った。そういうわけで、テレシコワさんと呼ぶことにした。