夏には、セミが鳴く。
最近は、種類がそろってきた。
朝、まだ、夜があけていないころ、ヒグラシが一斉に鳴きはじめる。
すると、だんだん、明るくなってくる。
日が昇ると、あれだけ鳴いていたヒグラシは鳴くのをやめてしまい、しばらくは、野鳥が鳴くばかりだ。
そのうちに、ぼつり、ぼつりとミンミンゼミが、あちらこちらで鳴き始める。
このあたりは、まだ、すずしい時間帯だ。
だんだん気温が上がり、気がつくと、アブラゼミの鳴き声で一杯になっている。
南からの風が熱気を帯びてくると、あわてて、窓をしめる。
クマゼミがとても大きな声で鳴きはじめるから、騒音対策にも役立つのである。
このクマゼミは、南のほうのセミだから、最近の温暖化、東京のコンクリート化の象徴というわけである。
彼らにとっては、日本は住みやすくなっているというわけだ。