低周波騒音 | 3秒~3分で読む超短編小説とお気楽メモ

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<題名>とタイトルを書いているのは、短編小説です。他のものは、日記訓練です。去年はよくサボった。今年はサボらないならすごいが、続くとも限らない…?

風車が水辺にいくつも点在している。

川の向こうに渡りたいが、ちょうど、跳ね橋が上がっていた。

赤信号を見ながら待っていると、自転車に乗った子供たちに取り囲まれた。

学校帰りの小学生たちで、騒がしいのは、オランダでも同じだ。

口々に「ヤーパン」だと言う。

どうして日本人だってわかるんだろ?

跳ね橋が降りてゲートが開くと、喧騒の一団が我先にと、遠ざかって行った。

静かな川岸沿いの道が、ずっと向うまで伸びている。

野原が広がっていて、運河が張り巡らされている。

牛があちこちに放牧され、ゆっくり歩き回ったり、草を食べたりしている。

風車は静かにくるりくるりと回っていた。

先を急ぐわけでもないので、遠くに見える風車を中心に、あちらこちらと写真を撮っておいた。

ここはオランダ国内でも有名な観光地だから、自転車に乗った旅行者が野原を、思い思いに散策している。

なんだか楽しくなって、どんどこ歩いて、風車小屋についた。

目の前にあるのは、あこがれの風車大工たちが作った風力機械である。

人間サイズにできているのだろう。

大きくもないが、小さくもない。

風車の羽は、船の帆のようだ。

布が風をはらんで美しい曲線を描いている。

羽が回ってくると、風きり音がビュンと鳴る。

昔、風車大工たちは、近隣の村から持ち込まれる小麦などの粉引きをして、生計を立てた。今も粉引きが行われている。

自然の風から、回転する動力がずっと取り出せる。

ん~。やっぱりスゴイぞ。

この風きり音だって、碾き臼がゴロゴロすることだって、低周波騒音である。

風車小屋はそれをしょって、動いているのだ。

設置場所や大きさをわきまえていれば、生活に欠かせない動力になるということなんじゃないかと思う。