最初に
自己投影とは、
自分の感情や考えを
あたかも相手も同じように
感じているかのように思い込む
心理的な現象です。
ツインレイとは、
前世で一つだった魂が
二つに分かれた
現世でたった一人の運命の相手
のことです。
お互いを強く惹かれ合い
魂の統合を目指す
特別な関係とされています。
好きすぎる。
忘れられない。
何度離れてもまた気になってしまう。
連絡来ないだけで泣ける。
誰かに
「あの人はもうやめた方がいいよ」
と言われても
「でも…でもね…！」
って、言い訳が止まらない。
―ねぇ、それ、“縁”なの？
それとも、“執着”じゃない？？
⸻
スピリチュアルな視点で言えば
この手のご相談
特にスピ好き女子に多いんです。
「これはソウルメイトですか？」
「ツインレイでしょうか？」
一度でも“魂”という言葉を通して
出会いを見たことがある人は
そのご縁に「意味」を持たせたくなるもの。
実際、魂のつながりはあると思います。
カルマの解消のために再会する人たちもいる。
過去世での繋がりが
未完了のまま“再会”となる場合もある。
でもね。
この“ツインレイ”って言葉が
ときに
「ただの執着を正当化する免罪符」
になることがあるの。
だって
「ツインレイには統合前に逃避期がある」
とか
「カルマを解消するために、試練が起こる」
とか
そういう言葉がズラッと出てくると
どんなにしんどくても、苦しくても
“これは運命の試練”って信じてしまうんだよね。
でも、ちょっと待って。
心理的な視点から見ると
実はこの
「忘れられない」「離れられない」
って気持ち
“未完了の感情”が残っている時の
典型パターンです。
・相手にちゃんと
自分の本音を伝えられていない
・自分自身がまだ消化できていない想いがある
・自己価値が下がっていて
相手に自分の存在価値を預けてしまっている
・“得られなかったもの”を得ようとして
執着になっている
こういう時、頭では
「終わった方がいい」と分かってても
心がついていかない。
手放すことが「負けた気」がする。
その“感情の完了”ができていないから
何度も何度も、ループにハマる。
⸻
カウンセリングの現場ではどうする？
スピリチュアル寄りのクライアントさんには
こう言います。
「これはご縁かもしれない。
でも、“今この現実で苦しい”なら
それは魂が望んでいる関係とは
違うかもしれないよ」
と。
心理寄りのクライアントさんには
こうも伝えます。
「その気持ちは“相手への想い”じゃなくて
“満たされなかった自分自身への想い”
かもしれませんね」
と。
この両方を伝えた上で
私は必ず本人に
「今の自分の“在り方”」
にフォーカスしてもらいます。
ツインレイだろうと、執着だろうと。
“苦しさがベースにある愛”は
本当の愛じゃない。
⸻
結局、執着とツインレイの違いって何？
執着
→「手に入れたい」「思い通りにしたい」
「忘れられない」
→ コントロール欲・不安ベース
自己肯定感の欠如からくる
ツインレイ
→「出会えたことがギフトだった」
「関係が変わっても感謝できる」
→ 相手の存在自体が成長のきっかけ
※無理に繋がろうとしない
（この※最後に補足するよ！りえ節で
）
ツインレイだったとしても
「今」うまくいかないなら
それが“今生での課題”かもしれないし
手放すことで
次のステージに進むご縁かもしれない。
だから、こう伝えたい
あなたがその人を
「好きすぎる」のは悪いことじゃない。
でも、その好きが
「自分を見失わせるような形」
になっているなら
それは
愛じゃなくて依存。縁じゃなくて執着。
ツインだろうがソウルメイトだろうが
あなたの笑顔を曇らせる関係性なら
その“在り方”を一度問い直してみてほしい。
愛しすぎて辛いなら、それはサイン。
縁の肩書で、自分を壊しちゃダメ。
まず、自分の魂とちゃんと繋がること。
それが、どんな相手との関係よりも
最強のツインレイになる道だから。
……とはいえ。
ここまで読むと
「ツインレイとかスピを否定してるの？」
と思った方もいるかもしれません。
でも、それは全く違います！
私自身、スピリチュアルが大好きです。
目に見えないご縁、魂の記憶、カルマの再会。
何度生まれ変わっても巡り合う関係。
その“存在する”奇跡のような世界に
心を揺さぶられてきたし
だからこそここまで深く向き合ってきました。
だけど、だからこそ私は
現実とスピリチュアルの
両方を見ていたいのです。
「ツインレイだから」
「縁があるから」
そう信じたい気持ちは
時に“傷を肯定してしまう理由”
になることもある。
動かない相手を
想いに応えてくれない相手を
“試練”や“統合前の段階”と捉えて
自分だけが待ち続けてしまう。
その優しさも、信じる心も、美しい。
でも、どんなにスピリチュアルであっても
“今この人生を生きている”
あなたの心が壊れてしまうようなら
それは違うと私は思うのです。
スピリチュアルも、心理学も、現実も、魂も。
ぜんぶが循環してこそ、人生は“光”になる。
だから私は、スピも好きなままに
現実もまっすぐ見てほしいと思っています。
…ちょ、待て待て、待てぃ！！！
ここまで真面目に語ってきたけども…
ちょっと最後に、言わせて？
実はこの 「ツインレイかも」案件
もう一個…
めちゃくちゃ多いパターン があるのだ。
それが
好きだけど
いっっっさい
行動してないやつ！！！
いっさい、つぅのはだな。
・見てるだけ
・思うだけ
・連絡なんて取ってない
・好意はもちろん伝えてない
・相手に自分の存在さえバレてない（笑）
……わかるよ。うん。
JKくらいまでの年齢ならな！！！笑
憧れの先輩、バイト先の優しい人、
電車で毎朝見かける誰か……
話しかける勇気ない
連絡先も知らん
タイミングもない……
うん、かわいい。
めっちゃかわいい。
こちとらキュンキュンで飯食えるタイプ。←
そんなピュアな片想い、
全力で応援したくなるやつ！
が！！
うちに来るクライアント
平均年齢：アラフォー越え
しかも、その恋…
相手もシングル。
自分もシングル。
…いや、動け！！！（拍手）
「ご縁」とか「運命」って
ただ“願ってるだけ”で
現実化するような
チョロいもんじゃないから。
ご縁は“動いてこそ”繋がるもの。
「気づいてくれるはず」
「向こうから来るはず」は、
たいてい妄想か、都合のいい願望。
動かずして
“これはツインなんですぅ…”って言われても
わしゃ、神でも預言者でもないんじゃ。
霊視のしようがない。笑
ツインレイかどうかを知りたいなら
その前に、自分から動いてみて。
挨拶する
連絡してみる（連絡先聞き出せ）
ちょっと踏み出してみる。
心だけでなく、頭を使え。
そして、手足も口をも動かせ。
そこから世界が動くこともある。
逆に、幻だったとわかって
スッキリすることもある。
どっちにしても
自分が“現実を生きた証”になる。
というわけで
“ツインレイか執着か問題”
を考える前に、まずは一歩、踏み出すこと。
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