巣を構えて
2年半。
吸う空気も良く
毎日の目覚めも
素晴らしく
肺の癌細胞も
止まったまま。
やっと
肉体的にも
精神的にも
自然の一部に
なれた気がします。
浮足立って
地に足がついてない
それでも
人の群れん中で
ごまかし生きてましたが
『根』が生え
『幹』が肥え
『枝』が増え
『葉』が冴え
きっと
1番青々としています。
今年38歳
人生の夏季なんでしょうね。
スーパーのレジ袋が
指で上手く開けられなくなりましたし
水が全く
弾かなくなりましたし
歯に食べカスが
詰まる事も多くなりましたし
そのカスが
どの歯の間に挟まってるか分からず
イライラするし
今朝なんて
何にもないのに
つまずいて足グネリ…
大転倒…
自分ん家でこんなのって…
うっ…痛い…。
自宅の風呂場で
転倒し亡くなる老人は
今日のこの延長線に
あるんだなと確信。
鈍臭いって言葉
言われた事なかったし
ホントに情けない。
そんな
加齢なる変貌を
重ねとりますが
なんとか
楽しんでおります。
うん。
パルプ辞める時に
言った様に
子供達に主人公を譲り
名脇役として
日々歩いてるのです。
主人公を引き立てるのは
主人公でいた時の
目立つ行為よりも
とても難しいけど
コレには
リハーサルも無く
毎日が本番なので
気が抜けません。
唯一気が抜ける時は
寝顔を眺めてる時だけ。
これでいいのだ。
【綴く。】