M-1グランプリ
決勝放送なんで
ちゃっちゃと風呂に入り
上がったのが
ちょうど5時。
夕飯に
イワシの蒲焼きを
作ろうかなと…。
そしたら
母親から着信が…。
嫌な予感は的中し
入院してる父親が
またまた脳内出血を発症し
担当医から
説明と選択を
家族の方に集まって欲しいと。
アイルとアイネの
髪を乾かして
雨が降り出し
視界の悪い中
車で駆けつけました。
担当医の説明を
聞く前から
腹は決まっている。
やはり
状況は厳しい。
求められた選択に
手術はしない
そして
今は自力呼吸しているが
今後人口呼吸器も
心臓マッサージ含む
延命治療はお断りしました。
親父ごめん。
冷たい判断かもしれないし
いつか後悔するのかも。
しかし
回復の為なら
希望も湧くが
死なせない為なら
それを寿命だったんだと
理解したい。
親父が嫌いで仕方がなかった。
それは今でも変わらない。
けどね。
あれだけ
自分勝手で強面でいかつい親父が
すっかり老人になり
力なく横たわってる姿を見て
自然と涙が流れてた。
『死んじゃうの?』
親父から
何もしてもらった記憶ないけど
俺は俺なりに
親孝行はしたつもり。
更生したし
北海道旅行にも連れて行ったし
孫も見せたし
酒も交わしたし
けど
今まで一度も
親父にお願いしたことも
甘えたこともないが
親父に最初で最後のお願いがある。
もう一度だけ
親父の握った
最高な寿司を食いたい。
ホントに。。
俺の寿命の
半年差し出すし
もう一度起き上がらせて
寿司を握らせてくれよ。
神様たのむよ。。
こんな時でも
和牛や銀シャリの漫才に
笑えるって
さすがガン患者やな。
だって
元寿司職人の親父が
こんな状態の日に
銀シャリ優勝ってw
深夜に
電話が鳴らないことを祈り
眠りにつきます。
親父がんばれ!