先日もこのブログでご紹介しましたが,令和6年6月15日に行われた,共同親権オンライン勉強会「四国・中国共同親権勉強会in香川」で,登壇者の1人としてお話をさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

離婚後共同親権/共同親権オンライン勉強会「四国・中国共同親権勉強会in香川」 | 弁護士作花知志のブログ (ameblo.jp)

 

 

 

 

 

 

勉強会の主催者の方に伺ったところ,今後3か月に1回程度のペースで,登壇者を変えながら勉強会を続けていく予定だそうです。おそらく私も再度お話をさせていただく機会があると思います。ウエブ参加が可能ですので,勉強会にご関心をお持ちの方は,ぜひご参加ください。

 

 

 

 

 

 

今回の勉強会で,私がお話させていただいたのは,大要次のようなことです。現在施行されている「離婚後単独親権制度」の下では,離婚後に子の親権者となることを希望する親同士で,子の奪い合いが行われており,子の連れ去りや面会拒否が多数発生していること。

 

 

 

 

 

 

両親の離婚は子ども達からすると自らの意思や努力では変えることができない事柄であること。国の役割としては,両親が離婚するからこそ,離婚後の子ども達の養育について離婚した両親の間で協力関係を早期に構築できるような法律制度を創造することであること。

 

 

 

 

 

 

両親が離婚した場合でも,子ども達が両親の両方と同じように直接触れ合う機会が保障されれば,子ども達の脳には「オキシトシン」と呼ばれる「愛情ホルモン」が多く分泌されること。その結果子ども達は,自己肯定感が高くなり,人とのコミュニケーション能力も高くなることが心理学調査で判明していること。

 

 

 

 

 

 

令和6年5月17日に国会で成立した「離婚後共同親権」民法改正には,両親の離婚はあくまでも両親の婚姻関係の解消であり,親子関係には変化がなく,両親ともが,子ども達に対して,それまでと変わらない「親の養育責任(親責任)」を負うのだ,という社会意識を醸成してほしいこと。それこそが,「離婚後共同親権」民法改正の最大の役割の1つであること。

 

 

 

 

 

 

 

このようなお話を勉強会ではさせていただきました。ご関心をお持ちの方は,令和6年6月29日土曜日午後2時から行われる予定の「親子ネット」の会でも,同様のお話をさせていただく予定ですので,ぜひご参加ください。

 

 

 

 

 

 

離婚後共同親権/親子ネットで「離婚後共同親権」民法改正についてお話をします | 弁護士作花知志のブログ (ameblo.jp)