現在映画館で上映されている作品『アリー・スター誕生』は,バーブラ・ストライザンドさんなどにより幾度もリメイクされてきた作品であり,また歌手のレディー・ガガさんが初主演されている作品として,注目されています。

 

 

 

現在公開されている作品では,音楽での成功を夢見る女性アリー(レディー・ガガさん)が,国民的ミュージシャンであるジャクソンにその才能を見出されることで,スターへの階段を駆け上がっていくストーリーが描かれています。

 

 

 

予告編をご覧になって,レディー・ガガさんの歌声に魅了された方も多いのではないでしょうか。私もその1人です。年末年始に拝見することを,とても楽しみにしている作品なのです。

 

 

 

『アリー・スター誕生』予告編

 

 

 

レディー・ガガさんは,音楽活動を通して,多くの社会貢献活動をされていることでも知られています。

 

 

 

ハイチ地震の復興支援では,レディー・ガガさんのコンサートの利益から,寄付が行われました。エイズ撲滅運動では,エイズ基金「ビバ・グラム・キャンペーン」の支援を行うとともに,HIVに感染した子供たちをケアする施設への訪問もされています。

 

 

 

さらにレディー・ガガさんは,同性愛者など,性的なマイノリティの方々のための演奏活動や,貧困とホームレス問題を支援する団体への支援活動もされているのです。

 

 

 

ちなみに,2011年3月11日に発生した東日本大震災が発生した際には,レディー・ガガさんは即座に「WE PRAY FOR JAPAN」(日本のための祈り)とデザインされたブレスレットを制作し,販売。その収益を全額寄付に充てたのです。

 

 

 

このように,世界的な名声を獲得されたレディー・ガガさんが,ここまで社会貢献のための活動に力を入れる理由は何なのだろう,と,私は以前から思っていました。ところが,つい先日,映画『アリー・スター誕生』の公開前にレディー・ガガさんがNHKのニュースのインタビューに出演された際,そのヒントとなる話をされたのでした。

 

 

 

それは,まだレディー・ガガさんが幼い頃,変わった子だ,ということで学校でいじめの遭ったことを,お母さんに相談されたのだそうです。

 

 

 

すると,その話を聞いたお母さんは,「いじめっ子を,やさしさで,やっつけてしまいなさい」と,レディー・ガガさんに言われたのだそうです。

 

 

 

インタビューでレディー・ガガさんは,そのお母さんの言葉が,今になっても心から離れない,と言われていました。レディー・ガガさんの人々に対する優しいまなざしと活動は,きっとそのお母さんの一言から創造されているのだと思いました。

 

 

 

レディー・ガガさんは,今でお母さんと一緒に,さまざまな社会貢献活動に関わられているということです。その姿勢は,法律家である私にとって,大きなお手本になることだと思います。ますます映画『アリー・スター誕生』を拝見する日が楽しみです。大きなスクリーンで,レディー・ガガさんの歌声と愛情を感じてみたいと思っています。